「月次」で業績を追える日本株リスト44銘柄

💡この記事のポイント

✅会社の変化を毎月チェックできる「月次情報」に注目

✅業績動向を早めにつかみやすい点は初心者にもメリット

✅月次情報を公開している日本株リストをご紹介

🔎登場する主な銘柄

ファーストリテイリング良品計画高島屋日本航空トヨタ自動車


目次

月次情報を公表している企業は変化を追いやすい

月次情報は企業のIRページなどで確認できる

良品計画を例に月次情報を見てみよう

身近な企業なら肌感覚と比べてみるのもいい

注意点:月次情報だけでは利益まではわからない

月次情報を公開している主な日本株リスト44銘柄

「月次」で業績を追える日本株リスト44銘柄

月次情報を公表している企業は変化を追いやすい

はじめての株式投資では、「どの企業を選べばいいのかわからない」と感じる人もいるかもしれません。


そんなときに注目したいのが、毎月の売上や客数などを公表している企業です。こうした情報は「月次情報」や「月次売上」などと呼ばれます。


企業の詳しい業績は、通常、四半期ごとの決算発表で公開されます。一方、月次情報があれば、決算を待たずに会社の変化を毎月チェックできます。企業の業績動向を早めにつかみやすい点は初心者にとっても分かりやすく、投資をはじめる際の候補銘柄にもなりやすいかもしれません。


月次情報は企業のIRページなどで確認できる

月次情報は、多くの場合、企業の公式サイトやIR(Investor Relations:投資家向け広報)ページで公開されています。


開示される内容は企業によって異なりますが、小売企業の場合、一般的に次のような情報が確認できます。


・全店売上

・既存店売上

・部門別売上

・客数

・客単価


確認するときの基本は、前年の同じ月と比べることです。季節によって売れやすい商品が変わるなど業種ごとに違いがあるため、前月比よりも前年同月比のほうが変化をつかみやすくなります。


また、すでにある店舗の実力がわかりやすいため、全店売上より既存店売上のほうが重視されることが多いです。新しい店舗が増えれば全店売上は伸びやすいですが、既存店が伸びていれば、商品力や集客力が高まっている可能性があります。


良品計画を例に月次情報を見てみよう

※出所:良品計画「月次概況(2026年8月期)国内」


具体例として、「無印良品」を展開する良品計画<7453>を見てみましょう。


良品計画は、月次概況として、EC(Electronic Commerce:電子商取引)を含む売上高、客数、客単価の前年比を公表しています。また、「既存店+EC」と「全店+EC」に分けた数字に加え、「衣服・雑貨」「生活雑貨」「食品」といった部門別の売上高も確認できます。


例えば、売上高が前年を上回っていたとしても、その中身を見ると、客数が増えたのか、客単価が上がったのかで意味合いは変わります


客数が増えていれば、利用機会が広がっている可能性があります。一方、客数が減っていても、客単価が上がることで売上が伸びる場合もあります。この場合は、値上げや高価格商品の販売、まとめ買いなどが影響している可能性があり、客数減だけで一概に悪いとは判断できません。


さらに、部門別の数字を見ると、「衣服・雑貨」「生活雑貨」「食品」のうち、どの分野が売上に貢献しているのかも確認できます。全体の売上だけではわからない、事業の中身を知る手がかりになります。


身近な企業なら肌感覚と比べてみるのもいい

今回は良品計画を例に確認しましたが、身近な企業の月次情報は、普段の生活とも結びつけやすい利点があります。


例えば、よく行くお店について、「最近お店が混んでいる」「新商品が目立つ」「値上げしても売れていそう」と感じることがあるかもしれません。


その印象を月次情報の数字と比べてみると、投資家の視点で企業を調べる練習にもなります。


肌感覚

月次情報で確認したいこと

最近お店が混んでいる

客数は増えているか

値上げしても売れていそう

客単価は上がっているか

新商品が目立つ

部門別売上は伸びているか

店舗が増えている

全店売上と既存店売上に差があるか


もちろん、感覚だけで判断するのは避けたいところです。大切なのは、自分の印象を数字で確かめることです。


注意点:月次情報だけでは利益まではわからない

月次情報は、企業の勢いを早めにつかむうえで便利な情報です。ただし多くの場合、月次情報だけでは、利益がどれくらい出ているかまではわからないこともあります。


売上が伸びていても、仕入れコストや人件費、物流費などが増えていれば、利益は思ったほど伸びないかもしれません。また、セールによって売上を伸ばしている場合、利益率が下がっている可能性もあります。


月次情報は、あくまで業績の好不調を予想するための一つのヒントです。売上の勢いや客数の変化を確認しつつ、四半期ごとの決算短信や決算説明資料などに目を通すことも大切です。


月次情報を公開している主な日本株リスト44銘柄

月次情報を公開している企業は、小売業のほか、物流、航空、自動車などにもあります。ここからは、PayPay証券の取扱銘柄で、月次情報を公開している主な日本株をご紹介します。


銘柄

主に何をしている会社?

エービーシー・マート

靴専門店「ABC-MART」を国内外で展開

日本マクドナルドホールディングス

ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開

神戸物産

食品スーパー「業務スーパー」などを展開

MonotaRO

工場・工事現場向けの工具や消耗品をネット販売

マツキヨココカラ&カンパニー

ドラッグストア「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」などを展開

三越伊勢丹ホールディングス

「三越」「伊勢丹」などの百貨店を展開

すかいらーくホールディングス

「ガスト」「バーミヤン」などの外食チェーンを展開

セブン&アイ・ホールディングス

「セブン-イレブン」を中心に小売事業を展開

FOOD&LIFE COMPANIES

回転すしチェーン「スシロー」などを展開

良品計画

「無印良品」を国内外で展開

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

「ドン・キホーテ」などのディスカウントストアを展開

ゼンショーホールディングス

牛丼店「すき家」や回転すし「はま寿司」などを展開

ワークマン

作業服やアウトドア・機能性ウェアの専門店を展開

しまむら

衣料品店「ファッションセンターしまむら」などを展開

高島屋

百貨店「高島屋」を展開

イオン

総合スーパーや食品スーパー、ショッピングモールなどを展開

東宝

映画の製作・配給・興行、不動産事業などを展開

エイチ・アイ・エス

海外旅行・国内旅行などの旅行サービスを展開

ヤマダホールディングス

家電量販店「ヤマダデンキ」などを展開

ニトリホールディングス

家具・インテリア用品店「ニトリ」などを展開

ファーストリテイリング

国内外で「ユニクロ」「ジーユー」などを展開

東急

鉄道を中心に、不動産、ホテル、小売などを展開

東日本旅客鉄道

JR東日本として鉄道事業を中心に駅ビル・小売なども展開

西日本旅客鉄道

JR西日本として鉄道事業を中心に駅ビル・ホテルなども展開

東海旅客鉄道

JR東海として東海道新幹線や在来線を運営

東京地下鉄

「東京メトロ」として東京都心部で地下鉄を運営

西武ホールディングス

西武鉄道やホテル、レジャー施設などを展開

阪急阪神ホールディングス

阪急・阪神の鉄道を中心に、不動産やホテルなどを展開

ヤマトホールディングス

「ヤマト運輸」で宅配・物流サービスを展開

SGホールディングス

「佐川急便」で宅配・物流サービスを展開

NIPPON EXPRESSホールディングス

国内外で物流・国際貨物輸送サービスを展開

日本航空

「JAL」ブランドで航空事業を展開

ANAホールディングス

「ANA」ブランドを中心に航空事業を展開

日産自動車

自動車を世界で生産・販売

トヨタ自動車

自動車を世界で生産・販売する国内最大手メーカー

三菱自動車工業

自動車を世界で生産・販売

マツダ

自動車を世界で生産・販売

本田技研工業

自動車や二輪車を世界で生産・販売

スズキ

軽自動車や小型車、二輪車を中心に展開

SUBARU

自動車を世界で生産・販売

ヤマハ発動機

二輪車や船外機、産業用ロボットなどを世界で展開

日本取引所グループ

東京証券取引所などを運営する取引所グループ

マネックスグループ

ネット証券や暗号資産取引サービスなどを展開

レノバ

再生可能エネルギー発電事業を展開



記事作成日:2026年5月21日