💡この記事のポイント
✅日米の主要株価指数が史上最高値を更新
✅AI・半導体関連やソフトウェアや円安メリット株などが上昇
✅最高値相場をけん引する日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅日本株:東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングス、本田技研工業
✅米国株:エヌビディア、デル・テクノロジーズ、マーベル・テクノロジー、セールスフォース

✅日米の主要株価指数が史上最高値を更新
✅AI・半導体関連やソフトウェアや円安メリット株などが上昇
✅最高値相場をけん引する日米株をご紹介
✅日本株:東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングス、本田技研工業
✅米国株:エヌビディア、デル・テクノロジーズ、マーベル・テクノロジー、セールスフォース
キオクシアホールディングス<285A>
ソフトバンクグループ<9984>
東京エレクトロン<8035>
SCREENホールディングス<7735>
フジクラ<5803>
本田技研工業<7267>
エヌビディア<NVDA>
マーベル・テクノロジー<MRVL>
デル・テクノロジーズ<DELL>
エイチピー<HPQ>
ブロードコム<AVGO>
セールスフォース<CRM>
日米の株式市場は、記録的な高値水準となっています。2026年6月2日にS&P500は7,620.9ポイント、NYダウは51,369.61ドルまで上昇し、史上最高値を更新しました。日経平均も6月3日に68,786.49円まで上昇し、史上最高値を更新しました。
中東情勢の不透明感を背景に原油価格が高止まりするなど、市場には懸念材料も存在しています。しかし、それを跳ね返す強力なエンジンとなっているのが、AI関連への旺盛な投資と、それに伴う企業の飛躍的な成長期待です。主要半導体メーカーで構成する世界半導体市場統計(WSTS)は、2026年の世界半導体市場が約1兆5,100億ドル(前年比+90%増)に拡大するとの見通しを示しています。このような将来の利益成長を見越した買いの勢いが市場全体を力強く押し上げています。
さらに、米国の雇用関連指標が市場の予想を上回って高水準となり、労働市場の健全性が確認されたことで、AI普及による雇用不安や景気後退への懸念が和らいだことも相場を大きく支えたようです。
また、日本国内に目を向けると、外国為替市場で一時1ドル=160円台まで円安が進み、これが海外売上比率の高い輸出関連企業などの業績を後押しするとの見方も広がっています。
今回は、このように日米の株価指数を最高値へと押し上げている主役とも言える日米株をご紹介します。
フラッシュメモリーを手がける日本の半導体メーカーです。
同社は、配当金を減らさずに維持するか増やす「累進配当」の導入検討や、データセンター向けメモリーの需要拡大に対応するための設備投資強化を発表し、6月3日に83,140円まで上昇し、上場来高値を更新しました。これにより、時価総額が一時45兆円を上回り、国内上場企業でトヨタ自動車<7203>を抜き2位に浮上する場面もありました。
ハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)との長期的な契約も増加しており、今後の収益安定化につながると期待されています。
世界中のテクノロジー企業に投資を行う日本の持株会社で、時価総額国内トップです。
アルファベット<GOOGL>がAI関連の投資費用を確保するために巨額の増資を発表したことを受け、6月3日の株式市場ではAI企業に多く投資する同社にとっても将来的な資金調達が負担になるのではないかとの連想から、前日6月2日の上場来高値9,074円から反落しました。
しかし、高値警戒感はあるものの、ここまでAI関連や日経平均をリードしてきた主要な銘柄であり、引き続き注目が集まりそうです。
世界トップクラスのシェアを誇る、日本の半導体製造装置メーカーです。
あるアナリストは、AIへの過剰投資懸念が払拭されたことが足元の相場上昇の主因であると分析しており、同社のような世界で戦える優れた性能を持つ製造装置メーカーに対して、海外投資家からの関心が非常に高まっていると指摘しています。
今後の業績拡大を織り込む動きが急ピッチで進んでおり、6月3日に61,420円まで上昇し、上場来高値を更新しました。
半導体の洗浄装置を主力とする日本の老舗メーカーです。
半導体ウエハーを1枚ずつ処理する枚葉式洗浄装置において、世界トップクラスのシェアを握っています。生成AI向けデータセンターなどで需要が伸びている半導体向けの装置拡充を進めており、工場の自動化による生産性向上で利益率も大きく改善しました。
6月3日には13,420円まで上昇し、上場来高値を更新しました。
光ファイバーケーブルなどを手がける日本の大手電線メーカーです。
AIの普及に伴い、膨大なデータを処理するデータセンターの増設が世界中で相次いでおり、そこで大量に使用される高性能な光ファイバーケーブルの需要が急拡大しています。米国市場でも同業の株価が急騰したことを手がかりに、6月3日に同社をはじめとする電線株に強い買いが入ったようです。
5月14日上場来高値7,933円以降、調整局面が続いていましたが、持ち直しの気配が見えはじめ注目されているようです。
日本を代表する大手自動車メーカーです。
6月3日に株式市場全体が活況を呈するなか、同社の株価も円安の進行などで一時上昇率が10%を超えるなど、力強い動きを見せました。一部のアナリストからは、部品供給のボトルネック懸念などから低迷が続いていた自動車株は短期的な反発の余地が十分にあるとの指摘も出ています。日米株高の流れが続くなかで、物色はAI関連の中心銘柄だけでなく、出遅れていた大型株にも広がっているようです。
5月11日年初来安値1,238円以降はリバウンド傾向で、円安が進む場面では輸出関連株に買いが入りやすいことも追い風になりそうです。
AIの学習や推論に不可欠なGPU(画像処理半導体)において、圧倒的なシェアを持つ米国の半導体大手です。
同社は新たにパソコン上でAI処理を可能にする新製品を発表し、収益拡大への期待が改めて強まりました。また、ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)がAIはソフトウェアを代替するのではなくツールとして活用するようになると発言したことで、市場に安心感が広がり、半導体関連だけでなくソフトウェア関連株の上昇も呼び込みました。
株価は、5月14日上場来高値236.54ドル以降は上昇一服となりましたが、6月2日高値232.28ドルまで持ち直してきています。
データセンターや通信インフラ向けの半導体を専門とする米国の企業です。
エヌビディアのファンCEOから「次の1兆ドル企業になる」と高く評価されたことで、株価は6月2日に前日比+32.52%高と急騰し、上場来高値を更新しました。
自律型のAIエージェントが拡大するなかで、データセンター内の計算処理を効率化する同社のネットワーク接続技術が不可欠になると見られているようです。
パソコンやサーバーなどを提供する米国の総合IT企業です。
AIの開発や利用に必須となるAI向けサーバー事業が非常に好調で、直近の決算では同部門の売上高が前年同期の約8.6倍に急増しました。中堅規模のクラウド事業者や政府系機関からの受注が牽引しており、会社側もAI需要が減速する兆しは全くないと説明するなど、業績の急拡大が市場の評価を大きく押し上げているようです。
また、トランプ大統領が同社株を取得するなど、良好な関係にあることも好感されているようです。株価は6月1日上場来高値469.47ドルまで上昇しています。
パソコンやプリンターなどを世界中で展開する米国のテクノロジー企業です。
AI処理能力を高めたパソコン市場の拡大が期待されるなか、エヌビディアが発表した新しいAIパソコン向け半導体を搭載した製品を2026年秋から発売する見通しです。
こうした新技術の導入により、同社のビジネスにも新たな成長の機会がもたらされると考えられており、株価は6月2日上場来高値29.65ドルまで上昇しています。
通信インフラやデータセンター向け半導体を手がける米国の企業です。
アルファベットの増資発表により、グーグル製AI半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の受注が増えるとの思惑から、6月2日に488.82ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました。
活発なAI投資が続く事業環境は、同社にとって力強い追い風となっており、3日取引終了後の決算発表に注目が集まっています。
顧客管理(CRM)などのビジネス向けソフトウェアをクラウド経由で提供する米国の企業です。
「AI脅威論」から、逆にAIがツールとして数多くのソフトウェアを利用するようになるという見方が広がり、ソフトウェア関連株への見直し買いが出はじめました。
株価は、1月7日年初来高値267.83ドルから4月10日年初来安値163.52ドルまで下落。その後も180ドル前後でもみ合いが続いていただけに、6月1日高値211.34ドルまでリバウンドしてきたことから、底打ち期待が高まっているようです。
記事作成日:2026年6月3日