2024年8月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での購入金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
1位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、2位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、3位:PayPay投資信託インデックス アメリカ株式、4位:PayPay投信 日経225インデックス、5位:ひふみプラス、6位:iFreeNEXT FANG+インデックス、7位:はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)、8位:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、9位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、10位:世界経済インデックスファンド
つみたて投資枠では、世界経済インデックスファンドがはじめてランクインしました。
国内を含む世界の株式と債券に分散投資するバランスファンドです。特徴的なのは、組入比率を地域別(日本、先進国、新興国)のGDP(国内総生産)に応じて決めることです。今後成長する国は比率が高くなり、衰退する国は低くなっていくので、まさに世界経済そのものを買うイメージです。7月末時点では、米国34.55%、日本9.88%、中国6.15%でした。比率は年1回見直しがあり、あれこれ考えずに運用したい人に向いています。
マーケットが乱高下する中、つみたて投資にバランスファンドを選択する方が増えたのかもしれません。
NISA成長投資枠【投資信託】
1位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、2位:グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)、3位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、4位:三菱UFJ 純金ファンド、5位:Oneグローバルバランス、6位:PayPay投信 日経225インデックス、7位:HSBC インド オープン、8位:PayPay投資信託インデックス アメリカ株式、9位:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、10位:iFreeNEXT FANG+インデックス
グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)が、2強の一角オルカンを抜いて2位になりました。
引き続き、金(ゴールド)価格への連動を目指す三菱UFJ 純金ファンドも人気です。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
1位:エヌビディア、2位:金(ゴールド)コース、3位:アップル、4位:アマゾン・ドット・コム、5位:マイクロソフト、6位:テスラ、7位:アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、8位:インテル、9位:バンガード・米国高配当株式ETF、10位:アルファベット
8月は米国株が乱高下しましたが、エヌビディア<NVDA>の1位は新しいNISAスタートから8ヵ月連続です。
2位には金(ゴールド)コース<GLD>が入り先月の4位からランクアップしています。また9位にはバンガード・米国高配当株式ETF<VYM>がランクインし、不安定が続いただけに金や高配当株ETF(上場投信)の人気が高まったようです。
その他は人気の銘柄が並んでいます。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
1位:トヨタ自動車、2位:三菱重工業、3位:日本電信電話、4位:三菱UFJフィナンシャル・グループ、5位:オリエンタルランド、6位:ソフトバンク、7位:Appier Group、8位:任天堂、9位:日本たばこ産業、10位:セブン&アイ・ホールディングス
日本株も8月は乱高下しました。順位に変動はあるものの、人気の銘柄が並びます。マーケットが不安定なときほど安定的な大型株の安心感が好まれたのかもしれません。
4位の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は、日米の金利状況で引き続き注目を集めそうです。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年9月6日