「いつか個別株を買ってみたいな…」と思っていても、いったいどうやって選んだらよいのかわからない人もいるのでは?
実は、さまざまな「投資信託」をチェックして、注目の個別株を選ぶ方法があるんです。
今回は、そんな裏ワザについてお伝えします!
アクティブファンドからプロ厳選の個別株をチェック
投資信託は、大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」に分かれます。「インデックスファンド」は、指数に連動した成果を目指す投資信託です。
一方で、「アクティブファンド」は、指数を上回る成果や積極的な利益獲得を目指す投資信託です。より高いリターンを目指すため、プロが何に投資するかを選び抜いたうえで、投資先の商品を決めています。
つまり、この「アクティブファンド」の中身をじっくり見れば、魅力的な投資先を知ることにもつながるのです。
プロが選んだ銘柄を知る方法は?
アクティブファンドの中身を見るには、投資信託の「目論見書(もくろみしょ)」や「月次レポート」をチェックするのがおすすめです。
「目論見書」なら、どんな基準でどんな投資先を選んでいるのか、また「月次レポート」なら、そのファンドの投資先のトップ10銘柄や運用状況などを見ることができます。
トップ10銘柄などの欄では、プロ(ファンドマネージャー)がどんな銘柄を選んだのかがわかります。例えば、利益率や経営陣、競争優位性など、自分一人ではなかなかリサーチできませんが、プロが分析や企業訪問などをして選び抜いた銘柄が載っています。選定理由を書いてある場合もあり、「なぜ選ばれているのか」を学ぶことにもつながるでしょう。
ただ、個別株を買おうと思うと、一般的に1銘柄あたり数万円~十数万円ほどの資金が必要です。複数購入すると、さらに多くの資金が必要。PayPay証券では個別株も100円から購入できますが、分散投資のためにたくさんの銘柄を買うと、管理も大変になります。その点、アクティブファンドを買ってプロ厳選の銘柄に投資すれば、各銘柄の売買タイミングなども気にする必要がありません。
投資信託なら、少額からつみたて投資もできるので初心者の方にも向いています。
それでは、個別株選びで参考になるアクティブファンドの例を紹介します。ぜひ、目論見書や月次レポートもあわせてチェックしてみてください。
ひふみワールド+
フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)
モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年9月9日
ファイナンシャルプランナー
西山美紀
出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。