今年は体温超えの厳しい暑さに!猛暑関連の日本株3銘柄【はじめての個別株】

今年は体温超えの厳しい暑さに!猛暑関連の日本株3銘柄【はじめての個別株】

目次

「災害級の暑さ」に警戒

ダイキン工業<6367>

資生堂<4911>

アサヒグループホールディングス<2502>

「災害級の暑さ」に警戒

7月になった途端に、40度近くまで気温が上昇する地域が日本各地で見られるようになり、今年も暑い夏がやってきました!

気象庁が発表した6-8月の3ヵ月予報でも平均気温は全国的に高く、特に8月は暑さが厳しくなると予想しており、観測史上最も暑かった昨年に匹敵する「災害級の暑さ」となる可能性が高いと注意を呼びかけています。

天気が悪いよりは晴れているほうがいいとは言え、尋常ではない暑さの日々が続くとさすがに夏バテしそう…と考えて、何かしらの猛暑対策を行っている人も多いかもしれません。

そこで今回は、国内外で暑さを凌ぐために欠かせない猛暑関連商品を提供している日本株3銘柄をご紹介します。

 

ダイキン工業<6367>

企業紹介

エアコンのシェアでは世界トップクラスで、国内の業務用エアコンで圧倒的。

 

注目ポイント

地球温暖化の影響で世界各国で気温が上昇していることからエアコンの需要は高まっています。

日本はもちろん世界各国で、家庭用と業務用のエアコンの販売を行っている同社のエアコンを見たことがある人も多いと思います。

ただし、ここ数年は世界的に物価が上昇している影響から生産コストの増加が継続している他、米国の金融引き締めに伴う住宅投資の減速等もあって、世界的に住宅市場の環境は厳しい状況が続いている点は懸念材料と言えるでしょう。

株主還元策として、配当金を実施しています。今期の配当金は320円を予定していて、予想配当利回りは1.38%です(2024年7月10日現在)。増配は4期連続となる見込みです。

 

株価動向

株価は決算発表への期待から上昇が続き、5月10日に25,325円の高値をつけました。2025年3月期の決算は2期ぶりに過去最高益を更新する見通しという内容でしたが、業績の伸びに陰りが見られたことを嫌気したのか、7月2日安値21,890円まで値下がりし、足元は23,000円を挟んでもみ合う動きが続いています。

 

資生堂<4911>

企業紹介

化粧品国内大手。高価格帯スキンケアの強化に注力。

 

注目ポイント

夏の紫外線対策として、近年は老若男女問わず日常的に日焼け止めを利用する人が増えています。最近はヌルっと感がなく手軽に使えるスプレータイプの日焼け止めが登場している点も、注目を集める理由の一つと言えるでしょう。

株主還元策として株主優待と配当金を実施しています。株主優待は、12月末を基準に1年以上、100株以上を保有している株主と、1,000以上を保有している株主に対して、化粧品等の自社製品の詰め合わせを送付しています。

また、今期の配当金は60円を予定していて、予想配当利回りは1.31%です(2024年7月10日現在)。

 

株価動向

株価は今年1月頃から4月頃まで4,000円を挟んでもみ合う動きが続いていましたが、5月頃から上昇し始めました。

2024年12月期第1四半期の連結最終損益は黒字から赤字に転落するという内容でしたが、構造改革費用を前倒し計上したことが主な要因だったため、6月6日には年初来高値5,272円まで値上がりしました。その後は急ピッチの上昇が落ち着き、4,000円台での推移が続いています。

 

アサヒグループホールディングス<2502>

企業紹介

ビール類国内シェアトップクラスの総合酒類・飲料メーカーで、傘下にアサヒ飲料、カルピス、ニッカ等。

 

注目ポイント

外食需要の高まりもあって、売れ筋商品である「アサヒスーパードライ」をはじめ、飲料等は好調な売上推移が続いています。業績好調の要因の一つとしては、2023年10月に低価格帯の第三のビールが増税になったこともあって、高価格帯のビールの販売が回復傾向であることも影響しているようです。

株主優待は、12月末を基準に100株以上を保有している株主には1,000円相当、500株以上を保有している株主には2,000円相当、1,000株以上を保有している株主には3,000円相当のグループ商品詰め合わせを送付しています。

また、今期の配当金は132円を予定していて、予想配当利回りは2.31%です(2024年7月10日現在)。2008年12月期以降、毎年増配が続いています。

 

株価動向

株価は2023年夏頃から、5,500円を挟んでもみ合う動きが続いています。2024年12月期の第1四半期の連結最終利益は前年同期比19.3%増に伸びたことを好感して、5月21日には6,001円まで上昇しました。

その後は利益確定に押されているのか、調整が続き5,000円台での推移が続いています。

 

記事作成日:2024年7月10日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

公開日:2024.7.11

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