物価高対策に「ポイ活」で節約!
生鮮食品をはじめとした様々なモノやサービスの値上げが続いていて、日本国内では物価が上昇しています。そのため、政府は電気・ガス料金の負担軽減策を一時的に復活させましたが、節約するために日々の買い物に慎重になっている人も多いかもしれません。
支出を減らすことには限界もありますから、節約をする時に活用したいのが、支払いやサービスの利用などで貯めることができるポイントの活用、ポイ活です。
PayPayのポイントもポイント運用に利用できますし、日米株やファンドの買付にも利用できますからポイントの有効活用はとても重要ですね。
そこで今回は、日常生活でポイ活関連の日本株3銘柄をご紹介します。
メルカリ<4385>
企業紹介
フリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営、スマホ決済等の連携事業も。関連会社にメルペイ、鹿島アントラーズ・エフ・シーなど。
注目ポイント
フリマアプリ「メルカリ」では様々な品物が販売されているので、アプリ上で買い物を楽しめる他、使わなくなった品物を買取ショップなどに持ち込む必要なく、自分で販売することができます。出品した物が売れたら資金を得ることが可能です。
メルカリを利用すると、サービス内で使えるポイント「メルカリポイント」が貯まります。購入する時に利用できるだけではなく、「dポイント」と連携することも可能です。
株価動向
株価は2023年8月高値3,755円から今年4月19日安値1,700.5円まで下落。その後、日経平均株価が史上最高値を更新するほど地合いが良好だったことから7月18日高値2,513.5円まで上昇。そこから8月5日安値1,780円まで下落しますが、好決算やアクティビスト(物言う株主)の買いなどから上昇傾向が続き、9月18日年初来高値2,636.5円まで買われました。
LINEヤフー<4689>
企業紹介
ソフトバンク系ネットサービスで、主力はECと広告。関連サービスにYahoo! JAPAN、LINE、PayPay、ZOZOTOWNなど。
注目ポイント
コミュニケーションツールとして欠かせない「LINE」、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」、スマホ決済として代表的な「PayPay」など、私たちが日常生活を送る上で欠かせないサービスに数多く関わっています。
同社が取り扱う代表的なポイントが「PayPayポイント」で、日常生活の買い物などで決済するとポイントを貯められます。1ポイント1円で様々な支払いに利用することができますので、支出を節約することが可能です。
また、今期の配当金は5.56円、予想配当利回りは1.37%です(24/09/17現在)。
株価動向
株価は2024年1月以降下落が続き、4月17日年初来安値337.5円まで下落。その後は横ばいで推移した後、8月5日安値338.6円まで下落。それ以降は上昇に転じ、9月13日高値420.8円まで上昇し、7月の高値を上回りました。
イオン<8267>
企業紹介
国内外に総合スーパー「イオン」を展開する総合小売大手。傘下に不動産、金融など。
注目ポイント
全国に展開されている総合スーパー「イオン」の他に、食料品や生活必需品等を中心に安い価格で提供する都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」や、東証スタンダード市場に上場している100円ショップの「キャンドゥ」、東証プライム市場に上場しているドラッグストアの「ウエルシアホールディングス」等、低価格帯の日用雑貨や食料品を取り扱っているグループ会社を抱えています。
同社が取り扱うポイントは「WAONポイント」で、グループ会社での買い物などでポイントを貯められます。1ポイント1円で様々な支払いに利用することができますので、支出を節約することが可能です。
株主優待は、買い物金額に応じて返金率に応じた金額が還元される「オーナーズカード」です。2月と8月を基準に、100株以上を保有している株主は3%、500株以上は4%、1,000株以上は5%、3,000株以上は7%の返金率に応じた還元を受けられます。
さらに、3年以上の長期保有の株主は、保有株数に応じて自社ギフトカードを受け取れます。1,000株以上を保有している株主は2,000円相当、2,000株以上は4,000円相当、3,000株以上は6,000円相当、5,000株以上は10,000円相当です。
また、今期の配当金は40円、予想配当利回りは1.00%です(24/09/17現在)。
株価動向
株価は今年に入りおおむね3,200~3,600円程度で推移し、8月5日安値3,176円まで下落。それ以降は円高進行によって内需関連に買いが入り上昇傾向が続き、9月17日には一時4,078円まで上昇し、年初来高値を更新しています。
記事作成日:2024年9月18日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。