AI周辺銘柄の日米株3選/パランティア、セールスフォース、Appier Group

AI周辺銘柄の日米株3選/パランティア、セールスフォース、Appier Group

目次

2025年は「AI周辺銘柄」にAIブームが広がる?

パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

セールスフォース<CRM>

Appier Group<4180>

💡この記事のポイント

✅新たな生成AIブームとして「AI周辺銘柄」に注目が集まっている

✅2025年に注目のAIソフト関連の日米株をピックアップ

パランティア・テクノロジーズセールスフォースAppier Group


 

2025年は「AI周辺銘柄」にAIブームが広がる?

半導体大手エヌビディア<NVDA>の躍進など、2024年の世界の株式市場を牽引したのは、生成AI(人工知能)ブームとともに盛り上がりをみせた半導体関連でした。

 

そして、2025年の新たな生成AIブームとして、業績が好調な企業が多いAIを活用したソフトやサービスの「AI周辺銘柄」に注目が集まっています。

 

まだまだAIインフラの拡充で半導体関連株などの飛躍も期待できますが、実際にAIを活用して利益を上げる企業の躍進や評価はこれからが本番になるかもしれません。

 

そこで今回は、2025年のAI周辺銘柄として注目しておきたいAIソフト関連の日米株3銘柄をご紹介します。

 

パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

企業紹介

政府の防衛・諜報機関をはじめ、様々な業種にAIを活用した情報分析ソフトを提供。

 

注目ポイント

2024年7-9月期決算が好調だったため上方修正を発表したことから、同社のAIソフトに対する需要が官民ともに旺盛であることが明らかになりました。12月にはクラウドサービスを対象とする米国政府の調達要件に関する認証制度である「FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program)」において、同社の全製品とプログラムが機密性が高い情報を扱えるFedRAMP High 認可を受けたと発表し、主要顧客である米国政府の利用拡大が期待されています。

 

また、同社は9月にS&P500種に採用されましたが、11月上旬に上場先をニューヨーク証券取引所からナスダック市場に変更したため、ナスダック100指数に採用される思惑も高まっています。

 

株価動向

株価は今年夏頃までは20ドル台での推移が続いていましたが、8月5日安値21.23ドル以後は上昇が継続しています。12月9日上場来高値80.91ドルまで上昇しましたが、翌10日安値70.73ドルまで下落しました。年初から約5倍上昇しただけに一服となったようです。

 

セールスフォース<CRM>

企業紹介

企業と顧客を結ぶサブスクリプションベースの顧客関係管理(CRM)システム「Salesforce」を世界の企業に提供。

 

注目ポイント

2024年8-10月期の決算発表で、AIを搭載した新サービス「エージェントフォース」が好調だったことが明らかになりました。「エージェントフォース」は指示を出さなくても自らの判断で作業をする自立型の「AIエージェント」が営業やマーケティング支援するサービスで、顧客サポートのチャットボットもAIが自分で判断して質問に対応できるようです。

 

エージェントフォースについて、同社のCEOは「世界の労働に革命をもたらし、あらゆる業界にデジタル労働の新時代をもたらす」と自信を示し、営業担当の従業員を1,000人増員することも発表しました。従業員の増員は約2年ぶりとなり、AIサービスが業績に貢献することへの期待が高まり、株価は堅調な推移が続いています。

 

株価動向

株価は5月30日年初来安値212ドルから上昇し、11月に入ってからは3月1日高値318.72ドルを上回り、12月4日上場来高値369ドルまで上昇しています。

 

Appier Group<4180>

企業紹介

企業の販促分野などでの経営課題解決を支援するためにAIを活用したプラットフォームを提供。

 

注目ポイント

顧客企業のウェブサイト利用者の嗜好や行動をAIで分析し、集客効果を高めるためのマーケティング施策を提案するサービスを提供しています。今年11月には、全製品に生成AIを統合したことを発表しました。

 

日本国内のみならず世界各国でビジネスを展開していることもあって業績は好調な推移が続いていて、2024年12月期は未定だった期末一括配当2円をはじめて実施する方針です。

 

株価動向

株価は2023年以降はおよそ1,200~2,000円程度で推移していましたが、今年8月5日年初来安値928円まで下落。以降は9月27日高値1,848円まで上昇も、その後は下落傾向で12月10日安値1,315円まで下落しています。

 

記事作成日:2024年12月11日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。 

公開日:2024.12.11

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