みなさん、こんにちは!大学生の子供がいるファイナンシャルプランナーの横山利香です。
お気に入りの歌手や俳優等のことを「推し」と呼ぶことから、お気に入りの歌手や俳優等を応援することを「推し活」というふうに言うそうです。みなさんにも推しはいますか?
私の姪は推し活にハマっていて、女性アイドルグループのコンサートツアーに参加するために推し活友達と全国各地を飛び回っています。お気に入りの歌手のためなら「次のイベントはいつかな?」「どこで行われるのかな?」とどんどん興味がわくのでしょう。いろいろ調べ物をしても、好きなことに費やす時間は苦にならないと感じる人の方が多いと思います。
新しいNISAには2つの投資枠がある
2024年から始まる新しいNISAは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに分かれています。つみたて投資枠と成長投資枠では、投資できる金融商品や購入方法が違うためです。
新しいNISAを始めてみようと考えている方は、推し活のように、つみたて投資枠と成長投資枠のどちらが楽しく継続でき、自分に合っているのかを考えてみることから始めましょう。
つみたて投資枠と成長投資枠に向いているのはどんな人?
まずはつみたて投資枠ですが、金融庁が選定した一定の投資信託に長期・つみたて・分散投資ができます。一年間につみたてられる金額は120万円ですので、最大で毎月10万円まで購入することができます。
自分で売買するのが不安な人や、コツコツ投資したい人に向いているかもしれません。
次に成長投資枠を見ていきましょう。成長投資枠では、株式市場に上場している株式や一定の投資信託等を購入することができます。一年間に購入できる金額は240万円で、上限さえ守れば、自分の好きなタイミングでいつでも購入することができます。
株式投資にチャレンジしたい人や、自分で売買をやってみたい人に向いているでしょう。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用もできる
さらには、「つみたて投資枠と成長投資枠のどっちもやってみたい!」という欲張りな人もいるかもしれません。
安心してください!決められた金額の範囲内であれば、つみたて投資枠と成長投資枠を併用して利用することができます。
新しいNISAをスタートさせたら「どれを購入しよう」「いつ売買しようかな」等と調べたり、決断する機会も増えるでしょう。どんな時でも楽しく投資を続けられるように、つみたて投資枠と成長投資枠のどちらが自分に向いているのか?どうやって上手く併用するか?をあらかじめ考えて、新しいNISAを活用しましょう!
記事作成日:2023年10月10日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。