税金ゼロで配当金を受け取り続けることができる!
NISA(少額投資非課税制度)とは、投資で得た利益に対する税金がゼロ(非課税)になる制度です。NISAでは株や投資信託等に投資できますが、実は「高配当株」との相性が良い制度です。
というのも、NISAは購入した商品を無期限に保有できるため、「高配当株」を持っていると毎年の配当金を非課税で受け取り続けることができるからです!
NISAで高配当株投資はどれくらいおトク?
株や投資信託等の利益には、通常は約20%(20.315%)の税金がかかります。ですので、配当金を受け取るたびに税金が引かれるわけですが、NISAなら配当金をまるまるゲットできます!
例えば、100万円分の株式を購入し、1年間で配当金が3万円もらえる場合、どれくらいおトクになるか考えてみましょう。
配当金3万円にかかる税金は、通常約20%なので約6,000円です。手元に残るのは約2万4,000円ですね。ですが、NISAなら税金がゼロなので、3万円そのまま全てが手元に残ります。NISAだと配当金にかかる税金約6,000円分がおトクになるということですね。
仮に年間3万円の配当金を30年間受け取った場合、NISAなら90万円まるまる受け取ることになり、通常かかる約18万円分の税金がすべて非課税になるのです。これだけ違えば海外旅行だって行けるレベルですよね!
上昇したら売却して高配当株の乗り換えも
配当金は毎年必ずもらえるとか金額が決まっているわけではなく、企業の業績などによって変わるので、先ほどのシミュレーション通りに行くとは限りません。それに株が値下がりして損してしまう可能性ももちろんあります。
ですが、株価が上昇したら売却して利益を得ることもできるわけです。NISAなら売却益への税金もゼロですから、ある程度上昇したら売ることも考えてみましょう。
また、今持っている株よりも配当の高い企業があれば、売却して他の高配当株に乗り換えていくという手もあります。これをNISAで長年続けていくことで、売却益も得つつ配当金ももらっていく、しかも税金ゼロで!ということも狙えます。
長期投資で株主優待の楽しみも
株を保有していると、株主優待を受け取れることもあります。
株主優待とは、企業が株を購入してくれた株主に自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。株主優待は企業が独自に実施するため、すべての企業にあるわけではありませんが、多くの企業が優待制度を取り入れています。
企業にとっては、株を長く保有してくれる方がありがたいので、1年や3年など長期保有している株主に優待をプラスするところもあります。
株主優待は、実施している企業の株を決められた株数以上保有していれば、基本的には毎年もらえるものです。ですので、配当金を非課税で受け取ることと併せ、長期投資の楽しみにするのもいいでしょう。金銭的価値の高い株主優待もたくさんありますのでバカにできません。
なお、PayPay証券では日本株を単元株以上保有し、かつ各企業の優待の対象となる条件を満たしている場合 、株主優待が受けられます。
記事作成日:2023年12月15日