2024年3月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での買付金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠では、米国株や全世界株のファンドが人気です。どちらも長期的に上昇してきた実績があるので、つみたてで長く続ける際に安心感もあるのかもしれません。
9位のeMAXIS Slim 先進国株式インデックスも長期で上昇してきました。先進国株を投資対象とし、米国株が7割近くを占めるファンドです。米国株だけの投資や新興国はちょっと不安という方は検討してみるのもいいでしょう。
NISA成長投資枠【投資信託】
成長投資枠では、つみたて投資枠で購入できないファンドもランクインしています。
その中でOneグローバルバランスは、唯一のバランス型ファンドです。国内外の株式と公社債の4資産に分散投資でき、株式100%のファンドより安定した運用を期待できるのが特徴です。上昇力は株式100%のファンドに劣りますが、それでも過去1年の騰落率は20.02%あります(2024年2月末マンスリーレポートより)。少しゆったり目に運用したい方は注目してみましょう。
また、金価格の上昇と共に三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールドが先月の9位から4位へ大きくランクアップしています。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFでは、SPDR S&P 500 ETF<SPY>が初めてランクインしました。米国のS&P500に連動する投資成果を目指すETF(上場投資信託)で、株のように売買できるので使い勝手は投資信託より良いでしょう。S&P500の投資信託は分配金を再投資するので受け取れないものが多いですが、SPYは年4回の分配月があり、分配金を受け取りたいという方に合っています。
また、ビットコインなど暗号資産の上昇に伴い、コインベース<COIN>も大きく上昇したことで4位にランクインしました。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株は、トヨタ自動車<7203>が1番人気となりました。トヨタは時価総額が日本企業で初めて60兆円を超え、2023年3月末から約2倍になっています。世界的に電気自動車(EV)の売れ行きが落ちる中、ハイブリッド車(HV)が好調で、2024年3月期の純利益は初の4兆円以上を見込んでいます。
その他では、ルネサスエレクトロニクス<6723>やディスコ<6146>など半導体関連株もランクインしました。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年4月4日