2024年4月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での買付金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠は、米国株と全世界株の投資信託が引き続き人気です。値動きの大きさが気になる方は、10位のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のように、複数資産に分散するバランスファンドを購入するのもいいでしょう。この投資信託は安定資産とされる債券が37.5%組み入れられているため、株式100%の投資信託より緩やかな値動きが期待できます。
NISA成長投資枠【投資信託】
成長投資枠では、前回4位だった三菱UFJ 純金ファンドが1位に輝き大躍進しました。金(ゴールド)は、インフレや中東の地政学リスクの高まりなどを背景に上昇を続けており、投資信託でも人気となったようですね。株式などと比べると倒産することもなく、実物資産でインフレにも強いため、リスクヘッジとして購入する人も多いようです。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFでは、前回9位だったテスラが4位にランクアップしました。EV(電気自動車)の世界的な不調により、2024年に入って約45%も下落しましたが、次世代車の生産前倒しなど明るい話題も出てきて、今月後半から株価も復調傾向です。
また、生成AI開発に積極投資しているメタ・プラットフォームズが7位にランクインしました。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株では、小林製薬が2位にランクインしました。紅麹問題で株価は大幅に下落しましたが、リバウンド狙いで買った方もいるのかもしれません。まだ問題は収束しておらず、投資判断を引き下げた証券会社もあるため、購入の検討は慎重に行いましょう。
また、株主優待が人気のイオンや年末頃から株価が上昇傾向にある楽天グループも新たにランクインしています。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年5月7日