2024年7月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での購入金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠では、PayPay投資信託インデックス アメリカ株式が先月から順位を1つ上げて3位になりました。米国の大型株500社で構成されるS&P500とは違い、大型株から小型株まで幅広く投資できるのが特徴です。米国株式市場で投資可能なほぼ全銘柄に投資できるため、より分散効果が高く、米国の成長をまるごと取り込めるファンドと言えます。
NISA成長投資枠【投資信託】
日経平均は7月11日に史上最高値42,426.77円をつけましたが、8月2日には36,000円割れするほど大きな下げ相場となりました。このようなときに注目されるのが金(ゴールド)ファンドやバランスファンドでしょう。
金は希少性の高い実物資産などの理由で、株よりも下げ相場に強い資産と認識されています。また、債券など比較的安定性の高い資産を含むバランスファンドも下落に対する抵抗をある程度期待できます。
ランキングでは、三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールドとOneグローバルバランスがそれに当たります。安定的な運用がしたい人は、株式100%のファンド以外にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFでは、先月ランク外だったテスラが急上昇して2位になりました。世界的に電気自動車(EV)の売れ行きが失速している中で同社の株価も下落していましたが、EV販売に回復の兆しが見られるほか、ロボタクシー事業への期待などから再注目されています。最近は、米国の証券会社が強く推奨する「トップピック」銘柄にも選ばれ大幅高となりました。
そのほか、エヌビディアは7月も不動の1位でしたが、これまで大きく値を上げたハイテク株を売る動きが強まっていることから、今後の動向には要注目です。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株では、先月3位だった三菱重工業が1位になりました。米国の大統領選でトランプ氏が当選した場合、日本に軍事費の負担増を求めてくるとの思惑からトランプ銘柄として買いを集める結果となりました。2024年は800円台から半年でおよそ2,000円まで上昇し、一時2.5倍ほど値上がりしましたが、足もとは市場全体の地合いの悪さもあり1,500円台まで売られています。
そのほか、アシックスが初めてランクインしました。好調な業績を背景に株価を順調に伸ばし、7月1日には1株→4株の株式分割も行われました。株主優待では、自社製品が最低でも25%引きになる割引チケットを受け取れます。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年8月2日