皆さま、こんにちは。PayPay証券オウンドメディア「資産運用の1st STEP」編集長の臼田琢美です。今回は中級者の方のお悩みです。
Q<中級者>:「順張り」と「逆張り」どちらが良いか悩んでいます。下手すると真逆のタイミングで仕掛けてしまうこともあります。なにか改善策はありませんか?
A:上がりだした所を買って勢いに乗っていく「順張り(じゅんばり)」、安くなった所を買って反発を狙っていく「逆張り(ぎゃくばり)」、どちらも投資をする上で狙いたくなるタイミングであり手法ですね。ただこれは一概に「どちらが良い」と正解があるわけではありません。ですので悩まれるのも当然と言えるでしょう。
資産運用は人それぞれですし、状況も方針も性格も何もかも違います。決して「こうでなければならない」ということはありません。自分に合ったやり方が見つかればそれでいいですし、特に固定のやり方がなくてもおかしくはありません。マーケットは常に変わり続けていますからね。
改善策を考える上で、まず初めに調べていただきたいことが、ご自身の成功と失敗の傾向です。どういうやり方をしたときに成功したのか?失敗したのか?
・何日も連続で高値更新している所で買って高値掴み
・割安だと思って買ったら業績悪化でさらに下落
など失敗や成功のパターンを参考にして改善しましょう。
また、順張りでも逆張りでも各々にある程度のルールを複数設けて、そのルールに沿っていれば買うのも一つです。以降はそのルールを微修正することで改善に繋げやすくなります。
・移動平均乖離率○%以内なら順張りでも買う
・増益でPBR1倍以下なら逆張りでも買う
などご自身が納得できる指針を持って仕掛けることで失敗と成功の傾向も分かりやすくなり、改善もしやすくなります。
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