ディスカウントストア関連の日米株3選/神戸物産、ダラー・ゼネラル、コストコ

💡この記事のポイント

✅関税政策による物価上昇懸念から、消費者の節約志向が高まっている

✅不景気でも消費者から支持されるのがディスカウントストア

✅ディスカウントストア関連の日米株3銘柄をご紹介

🔎登場する銘柄

神戸物産ダラー・ゼネラルコストコ・ホールセール

 

目次

節約志向が高まりで注目の企業は?

神戸物産<3038>

ダラー・ゼネラル<DG>

コストコ・ホールセール<COST>

ディスカウントストア関連の日米株3選/神戸物産、ダラー・ゼネラル、コストコ

節約志向が高まりで注目の企業は?

トランプ政権の関税などの政策によって、値上げや景気の先行き懸念が広がっています。

 

関税政策の先行きが不透明なため、物価のさらなる上昇に懸念が高まり、消費者の節約志向が高まっています。そんな状況で消費者の強い味方となってくれるのが、日用品や食料品、家電製品など、幅広いカテゴリーの商品を低価格で販売する「ディスカウントストア」です。

 

株価も不安が高まるにつれ上昇傾向で、ディスカウントストア関連は投資対象としても注目を集めています。

 

そこで今回は、不景気に陥った時でも消費者から支持されるディスカウントストア関連の日米株3銘柄をご紹介します。

 

 

神戸物産<3038>

企業紹介

業務用食品の販売を行うスーパー「業務スーパー」をフランチャイズ展開。自社グループ工場で製造する商品や輸入商品のPB(プライベートブランド)を充実させることで差別化。

 

注目ポイント

フランチャイズ展開する「業務スーパー」では大容量で割安なPB(プライベートブランド)商品を数多く展開しており、国内の物価上昇によって割安なPB商品に注目が集まっています。

 

売上のおよそ3割を占めるPB商品は海外で調達したり、原料を海外から輸入して国内工場で製造されているため、円高が進行すると輸入価格が割安になって調達コストが低減される円高メリット株の一社でもあります。

 

2025年10月期今期は、為替の円高推移によるコスト低減や新規出店等の効果があったようで、通期計画に対して順調に推移しています。

 

株主還元策としては、10月末を基準に株主優待と配当金を実施しています。株主優待は保有株数に応じて「JCB ギフトカード」を贈呈しています。今期の配当金は26円を予定していて、予想配当利回りは0.57%です(25/6/9現在)。

 

株価動向

株価は今年2月20日年初来安値3,170円から5月26日上場来高値4,922円まで上昇し、それ以降も堅調な動きが続いています。

 

ダラー・ゼネラル<DG>

企業紹介

米国とメキシコでディスカウント小売ストアチェーンを展開。幅広い商品を小型店舗で低価格で販売。

 

注目ポイント

トランプ政権の関税政策によってインフレや米国の景気減速への懸念が高まったため、節約志向の高まりから低価格の商品を求める消費者が増加したようです。

 

低所得者のみではなく中高所得者まで顧客層が拡大したこともあって、2025年2-4月期の業績は既存店売上高に加え、売上高や一株当たり利益も市場予想を上回る好調な内容となりました。

 

関税引き上げに伴うコストの増加で業績悪化を予想する小売り企業が多いにも関わらず、2026年1月期今期の業績予想見通しを上方修正しました。

 

株価動向

株価は今年1月16日年初来安値66.43ドルから上昇が継続し、6月5日年初来高値115.11ドルまで上昇し、以降も堅調な動きが継続しています。

 

コストコ・ホールセール<COST>

企業紹介

会員制倉庫型店舗のスーパー。ナショナルブランドやプライベートブランド等の選ばれた商品を低価格で世界各国で提供。

 

注目ポイント

店舗内を倉庫のような陳列にして、オリジナリティ溢れる様々な品物を、大容量かつ低価格で販売している点が世界各国で人気を集めています。

 

物価上昇を受けて、米国とカナダでは2024年9月に年会費が値上げされ、日本でも2025年5月から値上げされました。

 

2025年2-4月期の業績は増収増益となりました。トランプ政権の関税政策によって節約志向が高まり、低価格の商品を求める消費者が増加し、会費も順調のようです。さらに、調達先を高関税の国から他の市場へ変更する等の対策を行っているようです。

 

株価動向

株価は今年2月13日年初来高値1,078.23ドルから4月7日年初来安値871.71ドルまで下落。しかし、すぐに上昇に転じて1,000ドルを回復する動きとなり、6月3日高値1,067.08ドルまで上昇して、2月の高値に近づきました。

 

記事作成日:2025年6月10日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。