日経平均が45,000円超で史上最高値を更新!中心的日本株3選/アドバンテスト、トヨタ自動車、三菱重工業

💡この記事のポイント

✅日経平均が史上初の4万5,000円を超え史上最高値を更新

✅終値でも4日連続で最高値を更新する強い動きが続いている

✅マーケットの中心的な日本株3銘柄をご紹介

🔎登場する銘柄

アドバンテストトヨタ自動車三菱重工業

 

目次

アドバンテスト<6857>

トヨタ自動車<7203>

三菱重工業<7011>

日経平均が45,000円超で史上最高値を更新!中心的日本株3選/アドバンテスト、トヨタ自動車、三菱重工業

9月16日(火)、日経平均株価が一時45,055.38円まで上昇し、史上初の4万5,000円の大台を超え史上最高値を更新しました。日経平均は先週から高値を更新する動きが続いており、終値でも4日連続で最高値を更新しています。

 

株価が上昇している背景の一つとして、米国では労働環境の悪化から米FOMCが利下げを再開することへの期待が高まり、米国の株式市場が高値を更新する強い動きが続いていることが考えられます。

 

さらに、トランプ政権は9月16日に自動車関税を15%に引き下げ、8月7日に遡って適用することが発表されたことも好感されていることや、自民党総裁選で次期政権への期待感も背景にあるようです。

 

そこで今回は、マーケットの中心的な存在の日本株3銘柄をご紹介します。

 

 

アドバンテスト<6857>

企業紹介

半導体試験装置で世界大手。テストシステム、電子ビーム技術に強み。

 

注目ポイント

米国では9月のFOMCで利下げを再開することへの期待が高まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が高値を更新する堅調な動きになっています。とくに生成AI(人工知能)への期待が高まっていることから、生成AI市場を中心とした経営戦略を掲げている同社がAI半導体関連として注目が集まっています。

 

2025年4-6月決算発表は売上高が前年同期比90.1%増の2,637億円、連結最終利益は前年同期比277.7%増の901億円に拡大したため、通期の連結最終利益を従来予想から23.7%上方修正し、過去最高益予想をさらに上乗せしました。

 

株価動向

株価は4月7日年初来安値4,703円から7月16日高値12,040円へ上昇。その後11,000円前後でもみ合っていましたが、9月に入り上昇が続き、9月16日には14,280円まで上昇し上場来高値を更新しました。

 

トヨタ自動車<7203>

企業紹介

世界トップクラスの販売台数を誇る日本を代表する自動車メーカー。傘下に日野自動車、ダイハツ。

  

注目ポイント

トランプ政権は米国への輸入車に25%の自動車関税を課していましたが、9月16日に日本からの輸入車にかけている関税率を15%に引き下げました。税率が引き下げられたことを好感して、自動車株に見直し買いが入っているようです。関税引き下げを受けて、複数のアナリストが目標株価を引き上げたようです。

 

2025年4-6月決算発表は売上高は順調だったものの、最終利益が前年同期比36.9%減の8,413億円と増収減益となりました。また、石破首相が辞任を表明したことで国内の政治不安から円高が止まっていることも、好感されているようです。

 

株価動向

株価は2024年3月上場来高値3,891円から今年4月7日年初来安値2,226.5円へ下落。その後も伸び悩むも、自動車関税の引き下げが好感され上昇に転じ、8月25日3,010円まで上昇。その後は2,900円前後での推移が続いています。

 

三菱重工業<7011>

企業紹介

航空や防衛、造船、宇宙等に注力している国内大手の総合重機メーカー。

 

注目ポイント

石破首相が辞任を表明し、新たなリーダーへの交代で政策変更への期待が高まって株式市場は御祝儀相場の様相を呈しています。なかでも、前回の自民党総裁選挙結果から、総務大臣や経済安全保障担当大臣などを歴任して安全保障政策に重点を置いている高市早苗氏が、サイバー攻撃や経済安全保障強化、防衛力の強化等を掲げていることから同社に注目が集まっているようです。

 

2025年4-6月決算発表は売上高は前年同期比7.4%増の1兆1,936億円、最終利益が前年同期比9.5%増の682億円と順調でした。業績が順調なこともあって、複数のアナリストが目標株価を引き上げたようです。

 

株価動向

株価は2月25日年初来安値1,977.5円以降は上昇傾向で、8月13日には一時4,124円まで上昇し、上場来高値を更新しました。直近は3,800円前後で推移しています。

 

記事作成日:2025年9月16日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

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