<2025年6月>メタ、ネットフリックス、神戸物産、ワークマンなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

💡この記事のポイント

✅トランプ関税や貿易交渉の進展が焦点に

✅米国株:過去2年の6月相場は好調

✅日本株:夏の参議院選に向けて政策関連や消費関連に期待

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:メタ・プラットフォームズネットフリックスマイクロソフト

✅日本株:神戸物産ニトリホールディングスワークマン


目次

米国株

日本株

<2025年6月>メタ、ネットフリックス、神戸物産、ワークマンなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

米国株

関心は、関税・貿易交渉の進展や年内利下げの有無へ

5月のNYダウは、4カ月ぶりの上昇に転じ、一時は4月2日以来の42,000ドル台を、ナスダック総合指数は2月27日以来となる19,000ポイント台をそれぞれ回復しました。トランプ政権が関税政策に対して柔軟な姿勢を見せはじめて、米中貿易摩擦や世界景気の悪化懸念が和らいだことが好感されました。


6月のNYダウは引き続き、米国と日本を含む各国との関税・貿易交渉の進展が焦点となります。18日に最終日を迎える米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を4会合連続で据え置く観測が高まっていますが、関心は声明文パウエルFRB議長の会見などに向かい、年内の利下げの有無を探る展開となりそうです。


トランプ政権の政策による不透明感の高まりなどから、2025年1-3月期の米国の実質国内総生産(GDP)成長率がマイナス成長となったことから、6日の米国雇用統計、11日の消費者物価指数(CPI)などFOMCを前に発表される経済・労働統計の内容が相場動向のカギを握ることが予想されます。ちなみに、2023年、2024年と過去2年のNYダウは6月とともに7月も上昇しており、サマーラリー(夏場に株価が上昇しやすい現象)が意識されることにもなりそうです。


参考銘柄:業績の裏付けのある好決算銘柄

米国株市場では、主要企業の決算発表が一巡しました。好決算を発表したメタ・プラットフォームズ<META>やネットフリックス<NFLX>などには、素直に物色の矛先が向かっています。6月は相場の先行きも不透明感が漂っていることから、業績の裏付けがある銘柄に注目が集まりそうです。


【参考銘柄】

メタ・プラットフォームズ

ネットフリックス

マイクロソフト

ロッキード・マーチン

マイクロン・テクノロジー


<6月:米国の主要スケジュール>(日本時間)

・6/2:購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値、ISM製造業景気指数

・6/4:購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値、ISM非製造業景気指数

・6/5:貿易収支

・6/6:米国雇用統計

・6/11:消費者物価指数(CPI)

・6/12:生産者物価指数(PPI)

・6/17:FOMC(18日まで)

・6/19:政策金利、パウエルFRB議長会見、米国株市場休場(奴隷解放記念日)

・6/23:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値

・6/27:個人所消費支出(PCE)


日本株

日米関税協議や為替相場の動向に注目

5月の日経平均2カ月連続で上昇し、5月13日に終値で3月26日以来となる38,000円台を回復しました。これで5月の日経平均は4年連続の上昇です。自動車輸入関税など米国の関税政策を受けて4月上旬に急落した下げ幅を取り戻しています。3月期を中心とする企業決算も内需関連企業を中心に比較的堅調だったほか、大型株を中心に積極的な増配政策、自社株買いの発表が相次いだことが好感されました。


6月の日経平均は引き続き、日米関税交渉の動向に関心が向かいそうです。6月17日に最終日を迎える日銀金融政策決定会合では、政策金利は据え置かれる見込みが主流ですが、為替の動向が相場を左右する焦点となりそうです。日米関税協議で為替が議題に上がる可能性もあり、円高ドル安が進行すると、日経平均は上値が重い展開となる可能性があります。一方で、企業の自社株買いが下値を支え、押し目買い意欲も強く、日経平均は38,000円ラインを挟んでのもみ合い展開となる可能性があります。


6月下旬は3月企業の株主総会が集中することから、企業から発信されるニュースも比較的ポジティブな内容となる傾向があり、個別株物色が高まる傾向があります。また、為替が円高傾向となった場合、内需関連株物色が高まる期待もあります。また、今年は6月13日に東京都議会議員選挙が告示、22日に投開票があります。7月の参議院議員選挙を控えていることもあり、政局の動向も相場に影響を与えそうです。消費税減税などの議論の動向を踏まえて、政策テーマ株内需・消費関連に物色の関心が向かうことが期待されます。


参考銘柄:消費関連銘柄は要チェック

夏の参院選を前に「消費税減税」の議論が活発化しそうです。消費税減税となれば、消費関連銘柄に物色の矛先が向かいそうです。すでに神戸物産<3038>やワークマン<7564>といった消費関連銘柄の上昇が続いています。


【参考銘柄】

神戸物産

ニトリホールディングス

三越伊勢丹ホールディングス

良品計画

ワークマン

ヤマダホールディングス


<6月:日本の主要スケジュール>

・6/3:植田日銀総裁が内外情勢調査会で講演

・6/6:景気動向指数

・6/9:景気ウォッチャー調査

・6/11:国内企業物価指数

・6/13:東京都議会議員選挙告示(6/22投開票)

・6/16:日銀金融政策決定会合(17日まで)

・6/17:植田日銀総裁会見

・6/20:日銀金融政策決定会合議事要旨(5月開催分)、全国消費者物価指数

・6/22:東京都議会議員選挙投開票

・6/25:日銀金融政策決定会合の「主な意見」(6月開催分)

・6/27:東京都区部消費者物価指数


記事作成日:2025年5月23日