💡この記事のポイント
✅「高値更新」は株価に勢いがある証拠
✅上場来高値を更新するフジクラの週足チャートで解説
✅下落からの上場来高値更新は次の上昇サイクルの初動にも
.png)
✅「高値更新」は株価に勢いがある証拠
✅上場来高値を更新するフジクラの週足チャートで解説
✅下落からの上場来高値更新は次の上昇サイクルの初動にも
高値更新は買いのシグナル
フジクラの上場来高値を更新する動き
6月以降に上場来高値を更新した参考銘柄
今回から実践的なテクニカル分析について、実際の銘柄を元に、初歩から分かりやすく解説していきます。
株の買い時や売り時を判断するうえで、株価の値動きを示したチャートはとても参考になります。過去の値動きなどから現状の分析や将来の値動きを予測する分析手法をテクニカル分析と言います。
テクニカル分析には、単純なものから複雑なものまで数多くの種類がありますが、まずは最も基礎的な買い(上昇)のシグナルとされる「高値更新」を紹介します。
2025年4月には、トランプ大統領による「相互関税」導入を懸念して、日米の株式市場が急落に見舞われました。ただ、その後、全体相場はV字回復し、7月上旬現在では史上最高値を更新している銘柄も散見されます。過去の高値や直近の高値を抜いてくるということは、株価に勢いがある証拠です。
.png)
出所:TradingView
それでは、2024年には年間で6倍高を達成した電線株のフジクラ<5803>の週足チャートを見てみましょう。
フジクラの株価は2023年は年間を通して1,000円前後での横ばいが続いていましたが、2024年の2月には当時の上場来高値を更新。勢いのついた株価は、同年7月には3,605円まで上昇しました。
そこからいったんは調整局面に入りますが、今年2月13日には7,620円まで上昇し上場来高値を更新しました。その後、関税ショックでの全面安を経て、7月1日に7,925円まで上昇し再び上場来高値を更新し、その後も高値圏での推移が続いています。
上場来高値更新銘柄は、その株価より上には過去の取引がない状態ですので、過去の高値で買った投資家の売りに押されることがないのも特徴です。そのため、過去の高値を基準とする「上値メド」もなく、「青天井」と表現されることもあります。
週足チャートで見ると、過去の高値更新後は数カ月間に渡って株価の上昇が続いていますので、7月1日の上場来高値更新は次の上昇サイクルの初動となる可能性もあります。
上記チャートには、ポイントとなる箇所のみで「上場来高値更新」を記載していますが、実際には上昇が継続している局面では連日のように上場来高値を更新しています。
ただ、下落局面から反発して高値を更新した際などは、テクニカル分析では調整局面を脱して、新たな上昇サイクルに入る可能性がある重要な局面と捉える場合があります。
上場来高値を付けたということは、その銘柄を買っている投資家のほとんどが含み益を抱えているということ。それらの利益確定の売りよりも、高値を更新して先行きに期待できそうな株を買いたい投資家が上回り、さらに高値を更新していく好循環ということです。
業績やヒット商品などから株価の上昇が続く銘柄は、この好循環のサイクルが続いている銘柄ということになります。
ちなみに、フジクラ以外にも直近で上場来高値を更新した銘柄はたくさんあります。以下は、今年6月以降に上場来高値を更新した代表的な日本株です。
ここでは、上場来高値更新銘柄として取り上げましたが、これ以外にも年初来高値更新や直近の高値を更新した銘柄も株式市場では注目されます。また、週足チャートは中長期的な予測をするのに役立ちますが、日足チャートを使えば、短期的な売買にも効果的です。
三菱重工業
IHI
任天堂
住友電気工業
三菱電機
アドバンテスト
良品計画
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
東宝
スクウェア・エニックスHD
カプコン
コナミグループ
記事作成日:2025年7月11日