実践テクニカル教室・第4回 ゴールデンクロスとデッドクロス~アップル

💡この記事のポイント

✅ゴールデンクロスは「買いサイン」

✅デッドクロスは「売りサイン」

アップルで検証


目次

移動平均線の交差で「買い時」「売り時」を探る

アップルのチャートで検証

他のテクニカル指標や業績もチェックしよう

実践テクニカル教室・第4回 ゴールデンクロスとデッドクロス~アップル

移動平均線の交差で「買い時」「売り時」を探る

第3回の「実践テクニカル教室」では、移動平均線の傾きで相場のトレンドが把握できることや、移動平均線と株価との乖離に着目した「逆張り指標」としての活用方法を紹介しました。今回は一歩進んで、2本の移動平均線を使った「買いサイン」と「売りサイン」について解説していきます。


移動平均線は、ある一定期間の株価の平均値を示す線のことです。1日の値動きを示す日足であれば「5日、25日」、1週間の動きを示す週足であれば「13週、26週」、1カ月間の動きを示す月足であれば「12カ月、24カ月」の移動平均線を表示するのが一般的です。なお、移動平均線に関しては、3本もしくはそれ以上の線を表示して分析する場合もあります。


ここでは、週足チャートで13週および26週移動平均線を使ったケースで解説していきます。週足チャートに表示される13週移動平均線を「短期移動平均線」、26週移動平均線を「長期移動平均線」とします。

短期移動平均線(13週線)が長期移動平均線(26週線)を下から上に突き抜けたところが「ゴールデンクロス」と呼ばれる「買いサイン」となり、相場が上昇トレンド入りした可能性があると見ます。

一方、短期移動平均線(13週線)が長期移動平均線(26週線)を上から下に突き抜けたときは「デッドクロス」と呼ばれる「売りサイン」となり、相場が下落局面入りした可能性があると見ます。


なお、ゴールデンクロスおよびデッドクロスは、実際の株価の値動きに対して、やや遅れて現れることは覚えておいてください。

また、ゴールデンクロスやデッドクロスが出現しても、その後、株価が逆方向に動く「ダマシ」の場合もありますので過信は禁物です。

さらに、日足より週足、週足より月足と長期間のチャートの方が、ゴールデンクロス・デッドクロスは遅く発生します。逆に、より短期間のチャートの方が素早く発生しますが、その分ダマシも多くなりますし、ゴールデンクロスが出たと思ったのに、程なくしてデッドクロスが出るようなケースもあります。

あくまでテクニカル分析での基本的な見方であり、絶対ではありません。


アップルのチャートで検証

出所:TradingView


では、実際の銘柄のチャートを使って検証していきましょう。上の画像は米国株のアップル<AAPL>の週足チャートに13週と26週移動平均線を表示したものです。

オレンジ色の線が13週移動平均線(短期移動平均線)、ブルーの線が26週移動平均線(長期移動平均線)です。


最初のゴールデンクロス(赤丸)は、2024年6月でした。そこから株価は長期移動平均線に下支えされる形で12月まで上昇していきました。

その後、2025年3月に短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜けたことでデッドクロス(青丸)が現れました。そこから株価は4月にかけて下落していきます。

そして、8月に再びゴールデンクロスが発生し、その後は直近まで上昇を続けています。


このように、ゴールデンクロスとデッドクロスをトレンド転換のサインとして活用することができます。


他のテクニカル指標や業績もチェックしよう

「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」は、トレンド転換の可能性を示し、視覚的にもわかりやすいテクニカル指標です。

ただし、必ずしもサイン通りに株価が動くわけではありませんので、他のテクニカル指標や企業業績なども一緒に確認し、投資分析に役立ててみてください。



記事作成日:2025年10月22日