<2026年5月>エヌビディア、アルファベット、トヨタ自動車、ソフトバンクグループなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

💡この記事のポイント

✅日米株式市場は、引き続き、中東情勢と原油価格を睨む展開に

✅企業業績次第で日経平均はさらなる高値更新も

✅ 5月の日経平均は過去4年連続高

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:エヌビディアウォルマートアルファベット

✅日本株:トヨタ自動車ソニーグループソフトバンクグループ


目次

米国株

日本株

<2026年5月>エヌビディア、アルファベット、トヨタ自動車、ソフトバンクグループなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

米国株

中東情勢、重要経済指標、企業業績を横目に不安定な展開か

4月の米国株市場は、米国とイランによる2週間の停戦合意を受け、8日のNYダウが1,325.46ドル高と今年最大の上げ幅を記録し、その後も堅調に推移したことで49,000ドル台に復帰。原油価格の下落で過度なインフレ懸念の後退を好感するとともに、半導体、ハイテク株が戻り相場をリードして、ナスダック総合指数S&P500フィラデルフィア半導体株指数(SOX)はともに史上最高値を更新しました。


5月の米国株市場は、引き続きAI関連株の好調と中東情勢に左右される展開となる中、米国経済の動向を睨んだ重要経済指標の発表と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策企業業績にも関心が向かいそうです。重要経済指標では8日の米国雇用統計、12日の消費者物価指数(CPI)、28日の個人消費支出(PCE)などが注目され、ここで米国経済のインフレ懸念が意識されると警戒感が高まることが考えられます。一方、6月16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、年内の利下げ回数に関心が向かう中、金融政策は中東情勢次第で不透明な状況です。パウエルFRB議長の任期満了が15日であることも不安定要因です。


このほか、米国株市場はヘッジファンドの決算などから買いのエネルギーが後退しやすい時期となり、「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」という米国の相場格言が意識されるタイミングともなります。不透明要因が多い中、月中旬以降は企業業績が相場を下支えできるかが焦点となってくるでしょう。4月に急伸した反動安も警戒される可能性があります。


参考銘柄:注目のエヌビディアがいよいよ決算発表へ

米主要企業の決算発表スケジュールは、1日にシェブロン<CVX>、5日にアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、6日にウォルト・ディズニー<DIS>、19日にホームデポ<HD>、20日にエヌビディア<NVDA>、21日にウォルマート<WMT>、27日にセールスフォース<CRM>が予定されています。なかでもAIや半導体関連に影響度が大きいエヌビディア、前回が好調だったウォルマートの決算が注目されます。


また、4月29日に決算を通過するアルファベット<GOOGL>、メタ・プラットフォームズ<META>、マイクロソフト<MSFT>、翌30日のアップル<AAPL>など巨大テック企業の株価動向が月前半の物色ムードを左右する可能性があります。このほか、史上最大規模のIPO(新規株式公開)として注目され、早ければ6月にも上場すると見られている宇宙開発企業スペースXの上場スケジュールも話題視される可能性があります。


【参考銘柄】

エヌビディア

ウォルマート

アルファベット

メタ・プラットフォームズ

マイクロソフト

アップル


<5月:米国の主要スケジュール>(日本時間)

・5/1:ISM製造業景気指数、購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値

・5/5:ISM非製造業景況指数、購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値

・5/8:米国雇用統計

・5/12:消費者物価指数(CPI)

・5/13:生産者物価指数(PPI)

・5/15:パウエルFRB議長任期満了

・5/21:FOMC議事録(4月開催分)、購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値

・5/25:米国株式休場(メモリアルデー)

・5/28:個人消費支出(PCE)


日本株

企業業績が相場を下支えし、日経平均は6万円台で推移の可能性も

4月の日経平均は23日に史上最高値を更新し、月間では2カ月ぶりの上昇に転じそうです。米国とイランの停戦延長が好感され、ナスダック総合指数、S&P500、SOX指数が最高値を更新したことで、AI・半導体関連などのハイテク株が相場をリードし、日経平均は初の6万円台に乗せる場面もありました。


5月の日経平均はAI関連株が好調ななか、中東情勢と原油市況のニュースに左右される展開が継続しそうです。堅調な企業業績と中東の地政学リスクを抱える強弱材料が交錯する展開が予想され、米国とイランの戦争終結を期待して日経平均が6万円台で推移する可能性もありそうです。また、業績拡大が期待される大型株やAI・半導体関連株への押し目買いが継続し、下値リスクも限定的となる期待もあります。ただ、月上旬は大型連休のカレンダー事情から、リスクオンの展開とはなりにくいことも考えられます。


大型連休明け以降は主要企業の決算発表が焦点となります。中東情勢から慎重な業績予想を開示する企業が増えることが警戒されますが、自社株買いなどの発表が相次げば物色意欲が高まる可能性もあります。2025年はトランプ関税の問題が警戒されたにも関わらず、5月と6月の日経平均は大幅高となった経緯もあります。日経平均は月間で5月は4年連続6月は3年連続の上昇となっています。


参考銘柄:注目の決算はソフトバンクグループ

3月期決算企業を中心とする決算発表は、15日で一巡します。主要企業の決算発表予定は、1日に三菱商事<8058>、8日にソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>、NTT<9432>、11日にイビデン<4062>、JX金属<5016>、12日に古河電気工業<5801>、三菱重工業<7011>、13日に三越伊勢丹ホールディングス<3099>、ソフトバンクグループ<9984>、14日にフジクラ<5803>、15日に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>。なかでも、8日のトヨタ自動車とソニーグループ、13日のソフトバンクグループの決算内容は地合いと物色動向に影響を与える可能性もあり注目されそうです。なお、トヨタ自動車の決算発表は8日後場の場中発表となります。


このほか、指数関連イベントとして、年4回実施されるMSCI指数構成銘柄の定期見直しがあり、入れ替え銘柄は日本時間5月13日早朝に発表予定で、5月29日終値で反映されます。市場の一部ではレゾナック・ホールディングス<4004>、古河電気工業<5801>、三井金属<5706>などが新規採用候補と見られているようです。


【参考銘柄】

トヨタ自動車

ソニーグループ

ソフトバンクグループ

古河電気工業

フジクラ


<5月:日本の主要スケジュール>

・5/1:東京都区部消費者物価指数

・5/2:日本株市場は6日まで5連休

・5/7:日銀金融政策決定会合議事要旨(3月開催分)

・5/12:全世帯家計調査、景気動向指数、日銀金融政策決定会合の「主な意見」(4月開催分)

・5/13:景気ウォッチャー調査、MSCI指数の日本株定期銘柄入れ替え発表

・5/15:国内企業物価指数

・5/21:貿易統計

・5/22:全国消費者物価指数

・5/29:東京都区部消費者物価指数、消費動向調査



記事作成日:2026年4月23日