💡この記事のポイント
✅日米株式市場は、中東和平進展期待で上昇トレンド継続
✅FOMCや日銀金融政策決定会合を控え、市場の関心は金融政策へ
✅政治・外交日程も目白押しのなか、スペースXのIPOにも注目
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:ブロードコム、マイクロン・テクノロジー、ゴールドマン・サックス・グループ
✅日本株:三菱重工業、神戸物産、三井ハイテック
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✅日米株式市場は、中東和平進展期待で上昇トレンド継続
✅FOMCや日銀金融政策決定会合を控え、市場の関心は金融政策へ
✅政治・外交日程も目白押しのなか、スペースXのIPOにも注目
✅米国株:ブロードコム、マイクロン・テクノロジー、ゴールドマン・サックス・グループ
✅日本株:三菱重工業、神戸物産、三井ハイテック
米国株
日本株
5月の米国株市場は原油高、金利上昇、インフレ懸念を警戒して月前半から中盤にかけてはもみ合い相場が継続したものの、好調な企業決算や米国とイランの戦闘終結に向けた協議進展が手掛かりとなり、NYダウは22日に、約3カ月ぶりに史上最高値を更新しました。エヌビディア<NVDA>の好決算発表もあり、ナスダック総合指数とS&P500指数も最高値圏での推移が継続し、AI・半導体関連を中心に上昇相場が続く展開となりました。
6月のNYダウは、中東での戦闘終結やホルムズ海峡開放に向けた米国とイランの合意案を睨みつつ、上値を試す展開が期待されます。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策や米連邦準備制度理事会(FRB)新議長となったケビン・ウォーシュ氏の発言内容や政策スタンスも注目されます。重要経済指標では5日の米国雇用統計、10日の消費者物価指数(CPI)、25日の個人消費支出(PCE)の発表を受けて、米国経済の力強さが試され、インフレ加速懸念が後退するかも焦点です。
一方、12日に史上最大規模の新規株式公開(IPO)としてナスダック市場に上場が予定される、宇宙開発事業を手掛ける「スペースX」も大きな相場イベントとなります。9月にはチャットGPTを手掛ける「オープンAI」のIPOも観測され、マーケットの需給動向にどのような変化が生じるかも注目されます。
米主要企業の決算発表スケジュールでは、3日に半導体大手のブロードコム<AVGO>、10日にソフトウェア・ハードウェア製品企業のオラクル<ORCL>、11日にソフトウェア企業のアドビ<ADBE>、24日に高性能メモリメーカーのマイクロン・テクノロジー<MU>が決算発表を予定しています。
決算発表後のブロードコムとマイクロン・テクノロジーの株価動向によっては、AI・半導体関連株の人気が継続する期待が高まりそうです。また、AIデータセンターへの巨額投資による財務悪化リスクが警戒されるオラクルや、AI技術の発展による代替リスクが指摘されるアドビの業績動向も注目されます。このほか、金融政策や巨大IPOの主幹事を務めるゴールドマン・サックス・グループ<GS>など金融株の動向にも関心が向くことが予想されます。
【参考銘柄】
ブロードコム
オラクル
アドビ
マイクロン・テクノロジー
ゴールドマン・サックス・グループ
・6/1:購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値、ISM製造業景気指数
・6/3:購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値、ISM非製造業景気指数
・6/4:新規失業保険申請件数
・6/5:米国雇用統計
・6/9:貿易収支
・6/10:消費者物価指数(CPI)
・6/11:生産者物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数
・6/12:スペースXが上場予定
・6/15:G7サミット(17日まで、フランス)
・6/16:米連邦公開市場委員会(FOMC/17日まで)
・6/18:政策金利、FRB議長会見、新規失業保険申請件数
・6/19:米国株市場休場(奴隷解放記念日)
・6/23:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値、世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議、25日まで、中国)
・6/25:個人消費支出(PCE)、新規失業保険申請件数
5月の日経平均は14日に最高値を更新したのち、原油高や債券安(金利上昇)などを警戒して一時6万円の大台割れまで調整したものの、その後はキオクシアホールディングス<285A>の好決算を受けたAI・半導体関連株の人気再燃を受けて急速に出直りました。日経平均は月間で2カ月連続の上昇となりました。5月14日にはプライム市場の売買代金が12兆376億円に膨らみ、過去最高の大商いとなり、その後も高水準の売買が継続しました。
6月の日経平均は、中東情勢の懸念後退を好感して上昇トレンドを保ち、最高値更新が期待されます。キオクシアホールディングスやソフトバンクグループ<9984>を中心に、日経平均寄与度の高い半導体関連やデータセンター関連のほか、フジクラ<5803>など電線株にも買いが継続するかが焦点となりそうです。TDK<6762>や村田製作所<6981>など電子部品関連に買いの裾野が広がっていることも注目されます。16日に最終日を迎える日銀金融政策決定会合が波乱要因となる可能性がある中、日経平均に比べて出遅れているTOPIX(東証株価指数)の水準訂正高も期待されます。
高市首相は、15日からトランプ大統領も出席予定のフランス・エビアンで開催されるG7サミットに出席することをきっかけに、戦闘機共同開発先のイギリスとイタリアを歴訪する予定です。三菱重工業<7011>など防衛関連に関心が向くほか、経済安全保障での連携やサプライチェーンの強化が主要議題となるなか、レアアース関連などテーマ株人気が盛り上がる可能性があります。
首相外遊で注目される防衛関連の三菱重工業のほか、日本企業の決算発表では12日に神戸物産<3038>、三井ハイテック<6966>が決算発表を予定しています。5月は株価調整となった神戸物産など、消費関連や外食関連の動向が注目されます。また、16日にはタクシーアプリを手掛ける「GO」のIPOも予定されており、中小型株物色を刺激する可能性もあります。
【参考銘柄】
三菱重工業
神戸物産
三井ハイテック
・6/5:全世帯家計調査、景気動向指数(速報値)
・6/8:景気ウォッチャー調査、国際収支
・6/10:国内企業物価
・6/15:日銀金融政策決定会合(16日まで)
・6/16:政策金利、植田日銀総裁会見、GOが上場予定
・6/17:貿易収支
・6/19:消費者物価指数、日銀金融政策決定会合議事要旨(4月開催分)
・6/24:日銀金融政策決定会合の「主な意見」(6月開催分)
・6/25:景気動向指数(確報値)
・6/26:東京消費者物価指数
記事作成日:2026年5月26日