💡今週のポイント
✅来年の米国利下げペース鈍化が懸念材料
✅クリスマス休暇入りで、米国市場は閑散時期に突入
✅10営業日連続で下落したNYダウには反発期待も
✅植田日銀総裁の利上げに慎重な発言から日本株市場には買い安心感も
✅年末に向けては、中小型株が動意づく傾向も
米国株
◎米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げも、利下げペース鈍化懸念から株式市場は下落
◎ただ、その後はインフレ懸念が後退し、週末の米国株市場は大幅上昇
◎機関投資家がクリスマス休暇入りで、株式市場の売買は年末に向けて減少へ
◎トランプ次期政権への期待などから、10営業日連続で下落したNYダウには反発期待も
日本株
◎注目された日銀金融政策決定会合は現状維持
◎植田日銀総裁の会見では、利上げに慎重なハト派的な発言もあり、株式市場には安心感も
◎年末に向けては、例年、個人投資家好みの中小型株が動意づく傾向も
◎年末高のアノマリー「掉尾(とうび)の一振」なるか?
【キーワード解説】FOMC/日銀金融政策決定会合
・利上げや利下げなどの金融政策は、各国中央銀行の会合で決定
・米国はFOMC(連邦公開市場委員会)、日本は日銀金融政策決定会合
・基本的に、利下げは株式市場にとってポジティブ、利上げはネガティブ要因
・現状は、米国は利下げ、日本は利上げと真逆の金融政策が行われている
・米国が利下げ、日本が利上げとなると、日米の金利差が縮小し、為替は円高ドル安に
・日本は輸出企業が多く、為替の円高ドル安は企業業績を悪化させる恐れも
注目イベント(日本時間)
12月23日(月)
・日本:決算発表(しまむら)
12月24日(火)
・日本:日銀金融政策決定会合議事要旨(10月開催分)
・日本:決算発表(高島屋)
12月25日(水)
・米国:米国株市場休場(クリスマス)
・日本:景気動向指数
12月26日(木)
・日本:権利付き最終日(12月の優待・配当の権利取りの最終売買日)
12月27日(金)
・日本:雇用統計、東京消費者物価指数