【株価が動いた理由】ゼネラルモーターズ

【株価が動いた理由】ゼネラルモーターズ

ゼネラルモーターズ<GM>

 

◎2024/10/9(水)終値47.93ドル+1.92ドル

◎投資家向けイベントで、市場予想を上回る利益見通し自社株買いの意向を示したことから、前日比+4.17%の大幅高となりました

◎市場予想では営業利益予想が2024年通期は約143億ドルで2025年通期が約124億ドルに減少すると予想されていますが、最高財務責任者(CFO)は2025年も2024年と同程度になるはずだと語りました

◎CFOはまた「私たちは、株価が下がっているときに株式を買い戻すことは絶好の機会だと考えている」「今後、余剰資本を一貫して株主に還元していく予定である」と語り、自社株買いによる株主還元の意向を示しました

◎GMは2023年11月に100億ドル、2024年6月に60億ドルの自社株買いを発表しています

◎これら自社株買いにより、GMの株式数は2023年第3四半期末の13億株超から、2025年初めまでに10億株未満になると予想しているようです

◎上記自社株買いの160億ドルは、自社株買いの原資となる2023年と2024年のフリーキャッシュフロー220億ドルの約75%に相当します

◎市場予想ではGMのフリーキャッシュフローは、今後数年間で年間平均約80億ドルになると予想されており、その75%が自社株買いに費やされるとすると年間60億ドルの自社株買いになると試算されます

◎現在GMの時価総額は約540億ドルなので、毎年60億ドル自社株買いすると9年ですべての株式を買い戻せる計算となります

◎これはあくまで理論上の計算で、実際には株価は変動しますし自社株買いの規模も未知数ですが、それだけの規模の株主還元が行われる可能性があるということで注目されたようです

◎また、市場予想ではEV(電気自動車)の損失が続くと見られていましたが、最高経営責任者(CEO)は、今年の北米向けEVが約20万台ペースで年末までに生産ベースで黒字化を達成する見込みで、収益は市場予想よりも大幅な上振れ余地があると述べました

◎株価は7月18日高値50.5ドルから8月5日安値38.96ドルへ下落、8月中旬以降はおよそ44~50ドル程度で推移しています

 

 

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公開日:2024.10.10

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