東京エレクトロン<8035>
◎2024/7/18(木)終値30,470円-2,920円
◎前日から世界の株式市場で半導体関連株が全面安となる中で、東京エレクトロンは17日の前日比7.5%安に続き、18日も同8.75%安と大幅続落しました
◎17日の急落は、バイデン米政権が対中半導体規制のさらなる強化を検討しており、東京エレクトロンが先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、厳しい貿易制限措置を検討すると、具体名を挙げて報じられたことが嫌気されたようです
◎また前日の米国市場では、米大統領選共和党候補のトランプ氏が「台湾は米国に防衛費を支払うべき」と述べたことが伝わり、エヌビディア<NVDA>やオランダのASMLホールディングなど半導体株が全般的に売られました
◎台湾は世界有数の半導体製造工場の集積地であることから、半導体市場や各種製造業でのサプライチェーンの混乱が警戒されたようです
◎国内証券会社のアナリストは、中国リスクが株式市場で意識され、好業績の半導体関連株の重荷になる可能性があると指摘しました
◎株価は4月4日の上場来高値40,860円から4月22日安値31,990円へ下落後、7月11日に38,930円まで反発しましたが、この日は一時29,755円まで下落して節目の3万円を割り込みました