ニトリホールディングス<9843>
◎2024/9/4(水)終値22,000円+550円
◎日経平均が大幅安となる中、8月の既存店売上高の好結果や円高メリット株として買われ、前日比2.56%の上昇となりました
◎8月の既存店売上高は前年同月比7.8%増、全店売上高は同9.9%増となり、前年との曜日影響を考慮しても上振れとなりました
◎TVCM効果やエアコンキャンペーンが奏功し、ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品などの売り上げが好調だったとのことです
◎市場関係者の中には大雨や猛暑と天候に恵まれない中でも、既存店客数が前年同月比9.8%増、全店客数が同12.9%増と、来店客数が増えた点を評価する向きもあるようです
◎また、ニトリは円高メリット株の代表格として知られていますが、一時1ドル=144円台まで円高ドル安が進行し株式市場全般が売られる中、資金が向かったようです
◎昨日発表された米国内での景況感を示す統計で製造業を取り巻く事業環境の低迷が判明し、景気後退懸念の再燃から9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が再浮上しています
◎米国金利の低下は米ドル売りにつながり、一方で日本では9月の日銀金融政策決定会合で利上げの可能性が高まっていることから円買いが優勢となり、日米金利差が縮小すると、米ドル円は一段と下落しやすくなる可能性が高くなることから円高メリット株が買われたようです
◎株価は3月25日の上場来高値24,420円から7月10日安値16,355円へ下落、8月27日に22,620円まで上昇しましたが、足もとは21,000~22,000円を中心としたレンジ内で推移しています
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