三菱重工業＜7011＞
◎2024/10/16(水)終値2,253.5円+13.5円
◎中東やアジア情勢の悪化を背景に防衛関連株が世界的に人気化した流れを受け、前日比+0.6％の上昇となり5連騰しました
◎米国市場ではロッキード・マーチン＜LMT＞など防衛関連株が堅調に推移しています
◎中国は14日に台湾周辺で空母などが参加した大規模な軍事演習を行いましたが、今後も軍事的な圧力を続ける意向を見せており、偶発的な衝突などが懸念されています
◎15日には北朝鮮が韓国との間を隔てる非武装地帯の2カ所で北朝鮮側の道路を爆破したことが報じられ、今後は防御用の構造物により要塞化工事を行うとされ、朝鮮半島で南北間の緊張が高まっています
◎また、防衛力強化の財源を確保する増税の開始時期について石破首相が15日に、年末にかけての税制改正論議の中で決着させる考えを示したことも同セクターの上昇の背景にありそうです
◎防衛増税については岸田前政権が2027年度までに法人税、所得税、たばこ税で計1兆円規模を賄う方針を打ち出していましたが、石破政権がこれを踏襲する姿勢を見せたことに加え、具体的日程が見えたことで防衛関連株に思惑的な買いが入りやすくなっているようです
◎株価は7月8日高値2,087円から8月5日安値1,250円へ下落、10月2日上場来高値2,386円まで上昇。足もとは2,200円前後で推移しています
【関連記事】
・NY見通し－モルガン・スタンレー、プロロジスなどの決算発表に注目
・【株価が動いた理由】東京エレクトロン（10月16日）
・【株価が動いた理由】 アプライド・マテリアルズ（10月15日）
・【株価が動いた理由】ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス（10月15日）
・日米株 注目銘柄のポイント（10月16日）
前の記事へ
シェアする
