東京エレクトロン<8035>
◎2024/10/16(水)終値24,310円-2,460円
◎オランダの半導体製造装置大手のASMLホールディングの決算が嫌気され、国内半導体関連株が大幅安となり、前日比-9.18%の急落となりました
◎ASMLは2024年7-9月期の受注額が前四半期に比べ5割減少したことに加え、2025年12月期の売上高見通しを下方修正したことから、-16.2%の大幅安となりました
◎ASMLが手掛ける露光装置は半導体製造装置の先行きを見通す先行指標と見られているため、今後の半導体関連企業の業績が不安視され、アプライド・マテリアルズ<AMAT>など米国の半導体関連株が売られた流れが国内でも広がったようです
◎17日に台湾セミコンダクター(TSMC)やディスコ<6146>の決算発表を控え、半導体関連株を一旦売却する動きが出やすかったことも背景にあるようです
◎また、日経平均が前日に一時40,000円に乗せていたことから、ASMLの決算が利益確定売りのきっかけにもなったようです
◎さらに、米政府がAI(人工知能)向け半導体の新たな輸出規制を検討しているとの報道も半導体関連株の重石になったようです
◎株価は7月11日高値38,930円から9月9日年初来安値20,450円へ下落、9月下旬以降は24,000~27,000円程度で推移していましたが、この日は一時24,005円まで下落しました
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