ディスコ<6146>
◎2024/10/30(水)終値45,320円+4,570円
◎米国半導体関連株が上昇した流れを受け、前日比+11.21%の急騰となりました
◎前日に主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が+2.3%高となったことで、国内の半導体関連株にも買いが広がりました
◎28日付けの新聞で、生成AI(人工知能)に必要な最先端半導体向け装置がけん引して成長期待が再び高まっており、株価が底入れし始めたと報じられたことも背景にあるようです
◎記事によると、同社は最先端半導体「広帯域メモリー(HBM)」向け研削装置(グラインダー)の世界シェアが7~8割で、今後さらに寡占化が進む可能性があるようです
◎HBM向け装置の価格は一般向けの2倍で高利益率のため、2024年7-9月期の売上高に対するEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の比率も45.6%と過去最高となり、東京エレクトロン<8035>や米アプライド・マテリアルズ<AMAT>も上回る水準とのことです
◎2024年10-12月期純利益予想は207億円(前年同期比29%増)の見通しですが、想定為替レートを1ドル=135円と保守的に設定しており、計画を上振れる可能性もありそうです
◎同業のレーザーテック<6920>は前日比+4.38%、アドバンテスト<6857>も前日比+3.42%と大幅高となりました
◎株価は7月11日の上場来高値68,850円から9月9日安値31,730円へ下落。9月中旬以降はおおむね35,000~41,000円程度で推移していましたが、この日は一時46,130円まで上昇しました
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