今晩は様子見か。昨日は翌日に決算発表を控えるエヌビディアが前日の2.25%安から1.46%高と反発したことでS&P500とナスダック総合がそろって反発し、ダウ平均は9.98ドル高(+0.02%)とわずかながら続伸し、前日に続いて終値の過去最高値を更新した。引け後の動きでは予想を上回る決算を発表した百貨店のノードストロームが時間外で7%超上昇し、高解像度ビデオ処理用半導体メーカーのアンバレラは強い見通しが好感され時間外で約19%高と急伸した。
今晩の取引では引け後のエヌビディアの決算発表を控えた様子見姿勢が続きそうだ。時価総額がアップルに次いで第2位で、AIラリーの中心的存在のエヌビディアの株価動向はハイテク株を中心に米国株全般の動向を左右するとみられており、決算やガイダンスに注目が集まる。エヌビディアの5-7月期決算は前年同期比で大幅な増収増益が予想されているが、株価は年初から約160%上昇しており、決算やガイダンスが予想を上回るか否かや、次世代のAIチップの発売時期などが焦点となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にバス&ボディ・ワークス、JMスマッカー、引け後にエヌビディア、HP、セールスフォースなどが発表予定。(執筆:8月28日、14:00)
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