今晩はもみ合いか。昨日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が年内あと2回の利下げを示唆したことで下落する場面もあったが、終盤にかけて反発し、主要3指数がそろって上昇して終了した。ダウ平均とS&P500がともに終値の過去最高値を更新し、ナスダック総合も、過去最高値まで2.58%に迫った。
今晩の取引では主要3指数が最高値圏で推移していることで高値警戒感が意識されることや、週末金曜日には注目の米9月雇用統計の発表を控えていることで上値の重い展開か。足もとで発表された物価指標がインフレ鈍化を示し、市場の関心は労働市場の動向に移っており、今晩発表される9月ISM製造業PMI、8月JOLTS求人件数などをにらんだ展開となりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは9月ISM製造業PMI、8月JOLTS求人件数のほか、9月S&Pグローバル製造業PMI確定値、8月建設支出など。このほか、クックFRB理事やボスティック米アトランタ連銀総裁の講演なども予定されている。企業決算は寄り前にペイチェックス、マコーミック、引け後にナイキ、ラム・ウェストンが発表予定。(執筆:10月1日、14:00)
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