今晩は9月雇用統計に注目。昨日は翌日に9月雇用統計の発表を控え様子見姿勢が強まる中、中東情勢への警戒感が高まったことで主要3指数がそろって下落した。ただ、半導体大手のエヌビディアが3%超上昇したことで、ナスダック総合は0.04%安とほぼ横ばいで終了した。週初来ではダウ平均が0.71%安、S&P500が0.67%安、ナスダック総合が1.11%安とそろって4週ぶりの反落ペースとなった。
今晩の取引では足もとの景気動向や年内の追加利下げの見通しを巡り、寄り前に発表される9月雇用統計に注目が集まる。9月雇用統計は失業率が4.2%と前月から横ばいが見込まれ、非農業部門雇用者数(NFP)は前月の14.2万人増から14.0万人増へとわずかに減少すると予想されている。平均賃金は前月比+0.3%と前月分の+0.4%から鈍化が見込まれ、前年比では+3.8%と前月から横ばいが見込まれている。足もとでは米国経済のソフトランディングが可能か否かに注目が高まっており、NFPや失業率が強い結果となれば安心感が広がりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは9月雇用統計のほか、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁の発言なども予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月4日、14:00)
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