今晩は上値の重い展開か。昨日は米10年債利回りの上昇が一服する中、好決算や強い見通しが好感されたテスラが22%高と急騰したことでS&P500とナスダック総合が上昇した一方、決算が嫌気されたインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)、ハネウェル・インターナショナルの大幅安が重しとなり、ダウ平均が4日続落した。週初来ではダウ平均が2.08%安、S&P500が0.93%安、ナスダック総合が0.40%安と主要3指数がそろって7週ぶりの反落ペースとなった。
週末の取引となる今晩は、決算発表や米10年債利回りの動向をにらんだ神経質な展開か。主要3指数がそろって最高値圏にあることや、米10年債利回りが水曜日に3カ月ぶりの高水準となる4.25%台に上昇したこと、米大統領選が2週間後に迫っていることなどで上値の重い展開が予想される。発表されるエーオン、コルゲート・パルモリブ、HCAヘルスケア、センティーなどの決算発表や9月耐久財受注などの経済指標、それを受けた米10年債利回りの動向などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の経済指標は9月耐久財受注、10月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。コリンズ米ボストン連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にエーオン、コルゲート・パルモリブ、HCAヘルスケア、センティーンが発表予定。(執筆:10月25日、14:00)
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