今晩はもみ合いか。昨日は週内の米大統領選投開票や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えた様子見姿勢が強まり、主要3指数がそろって下落した。ダウ平均が一時、404ドル安まで下落後、257.59ドル安(-0.61%)で終了し、S&P500とナスダック総合は先週末終値を挟んでもみ合ったが、それぞれ0.28%安、0.33%安で終了した。引け後の動きでは予想を上回る決算や強い見通しを発表したパランティア・テクノロジーが時間外で約14%高と急伸。一方、弱い見通しが嫌気されたNXPセミコンダクターズNVが時間外で約6%下落した。
今晩は米大統領選などを控えた様子見継続か。本日投開票の米大統領選ではハリス副大統領とトランプ前大統領の大接戦が伝えられており、結果判明には相当な時間がかかる見通しで、選挙結果待ちの神経質な展開が予想される。7日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが確実視されているが、声明文やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見から先行きの追加利下げのヒントを探ることになる。FOMC結果公表を控えて様子見姿勢も強まりそうだ。寄り後に発表される10月ISM非製造業総合指数(PMI)などの経済指標や決算発表をにらんだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは10月ISM非製造業PMIのほか、9月貿易収支、10月S&P グローバル総合・サービス業PMI確定値、米10年債入札など。企業決算は寄り前にデュポン・ド・ヌムール 、ヤム・ブランズ、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド、マラソン・ペトロリアム、引け後にアシュラント、デボン・エナジーなどが発表予定。(執筆:11月5日、14:00)
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