【NY市場:3月28日】
★ルルレモン・アスレティカ<LULU>
・2025/3/27(木)終値341.53ドル+3.74ドル
・27日取引終了後に発表の決算で、2025年2月期前期売上高は前々期比10.1%増、営業利益は同17.5%増
・新たに開示された2026年2月期今期売上高予想、一株当たり利益予想は市場予想を下振れ
・決算説明会では、インフレと経済への懸念が高まる中で消費者支出は減っており、3月に入って客足が鈍化しているとコメント
・時間外取引では大幅下落
★ブラックストーン<BX>
・2025/3/27(木)終値144.5ドル-2.16ドル
・27日取引終了後、ブラックストーンが支援するソフトウェア企業のISNソフトウェアが売却を検討していると報道
・評価額は60億ドル以上となる可能性があり、早ければ年内にも株式の全部または一部の売却について投資銀行と協議中
・業界関係者や他のプライベートエクイティ会社から買収の関心を集めているとのこと
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/3/27(木)終値42,299.7ドル-155.09ドル
◎28日の米国株は、トランプ関税への警戒感継続や週末の買い手控えムードで引き続き弱含みか
◎不透明感の継続でディフェンシブ株への資金シフトが続くかに注目
◎カナダ以外でも報復関税発動など強硬姿勢を見せる国が散見されており、市場の警戒感は強そう。注目のPCEデフレーターでインフレ高進、利下げ期待が後退となれば、米国株への売り圧力が強まるリスクも
◎かつてトランプ大統領に表彰された著名な経済学者が、自動車関税により1台あたりの価格が4,711ドル上昇する可能性があり競争力が低下すると警告
◎米国が提示した対ウクライナ協定の改定案に欧州など他国の関与を拒否する権利も含まれていると報道、ウクライナに対する支援の全額返済の実質義務付けや欧州連合(EU)加盟交渉を困難にさせるもので、政治問題化するリスク
◎28日アジア時間の原油先物は1カ月ぶり高値付近で推移、米国がベネズエラとイラン産原油取引に関する追加制裁を発表したことを受けた供給ひっ迫観測が背景
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>が、エヌビディア<NVDA>の投資判断「買い」を維持し、目標株価を1株200ドルに設定。米国の規制がプラスとなる可能性を指摘
◎テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がテレビ番組で、任期の5月末までに連邦政府の歳出を1兆ドル削減する目標を達成できると思うと発言
◎主な決算発表: なし
◎注目の経済指標: 2月個人消費支出(PCEデフレーター)
(2025年3月28日17時00分執筆)