【NY市場:5月2日】
★アップル<AAPL>
・2025/5/1(木)終値213.32ドル+0.82ドル
・2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上振れ
・2025年1-3月期の中国(大中華圏)売上高は市場予想を下振れ
・2025年4-6月期の関税影響は9億ドルと想定していることや、同期間の売上高は1ケタ台前半~半ばの伸びを見込んでいることが明らかに
・時間外取引では大幅下落
★アマゾン・ドット・コム<AMZN>
・2025/5/1(木)終値190.2ドル+5.78ドル
・2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上振れ
・2025年1-3月期の部門別売上高ではアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は前年同期比17%増となったものの、市場予想を下振れ
・新たに開示された2025年4-6月期売上高予想は市場予想に沿った数値も、営業利益予想は市場予想を下回った
・時間外取引では下落
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/5/1(木)終値40,752.96ドル+83.6ドル
◎2日の米国株はもみ合いか
◎東京市場は円安ドル高と関税交渉の進展期待で7連騰。アジア市場もおおむね堅調。欧州市場も続伸スタート。時間外取引で米国主要株価指数の先物取引は小幅上昇。時間外取引でのアップル、アマゾン、アトラシアンなどの下落のマーケットへの影響は限定的か
◎米景気悪化による利下げ期待で堅調相場が続くも、朝方に発表される雇用統計も弱いと見られていることから、逆の結果が出た場合や材料出尽くしで上値が抑えられる可能性も
◎NYダウとS&P500は8連騰となっており、週末でポジション調整の売りに押される可能性も
◎トランプ大統領は2026会計年度(2025年10月~2026年9月)の国防予算として、過去最大となる1兆100億ドル(前年度比13%増)を要求すると報道。ミサイル防衛、艦船建造、核戦力の強化、国境警備など
◎中国の商務省は米国との通商協議の可能性を現在検討しているとの報道官談話を発表。関税引き上げ後の中国サイドからの初めてのアクション
◎暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が、一時97,000ドル超え。モルガン・スタンレー<MS>が暗号資産取引サービスの提供を計画との報道。チャールズ・シュワブ<SCHW>が1年以内に暗号資産取引サービスの提供を開始すると発表
◎著名投資家キャシー・ウッド氏のARK ETF(上場投資信託)の日次報告で、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>の21万714株を約1,030万ドルで取得したことが判明
◎ロク<ROKU>はライブTVやオンデマンドコンテンツを手がけるFrndly TVを1億8,500万ドルで買収すると発表
◎ブロック<XYZ>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を大きく下回った。7-9月期売上高予想は10%台前半、10-12月期売上高予想は10%台半ばの伸び見通しで、市場シェア獲得による年後半の成長に自信。時間外取引では大幅下落
◎アトラシアン<TEAM>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。新たに開示した4-6月期売上高予想は市場予想を下回った。最高経営責任者(CEO)がアトラシアン株の相当数を売却していたことが判明。時間外取引では大幅下落
◎ストライカー<SYK>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。同社製品を使った手術件数やロボット支援手術の採用が好調。時間外取引では小動き
◎ロク<ROKU>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。2026年4-6月期までに営業利益がプラスになる見通し。時間外取引では大幅下落
◎EOGリソーシーズ<EOG>の2025年1-3月期売上高は市場予想を下回った。一株当たり利益は市場予想を上回った。四半期配当は増配を発表。時間外取引では小動き
◎デックス・コム<DXCM>の2025年1-3月期売上高は市場予想を上回った。一株当たり利益は市場予想をわずかに下回った。7億5,000万ドルの自社株買いプログラムを発表。時間外取引では大幅上昇
◎アムジェン<AMGN>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。四半期配当は増配。時間外取引では小動き
◎エアビーアンドビー<ABNB>の2025年1-3月期売上高と一株当たり利益は市場予想を小幅ながら上回った。8億700万ドルの自社株買いプログラムを発表。5月13日に新製品の発表を予定。時間外取引では大幅下落
◎主な決算発表: シェブロン<CVX>、イートン・コーポレーション<ETN>、エクソン・モービル<XOM>など
◎注目の経済指標: 4月雇用統計、3月製造業新規受注
(2025年5月2日17時10分執筆)