【NY市場:6月3日】
★アルファベット<GOOGL>
・2025/6/2(月)終値169.03ドル-2.71ドル
・あるアナリストが、米連邦地裁判事がクロームブラウザの売却を命じた場合、アルファベットの株価は15~25%下落する可能性があると指摘
・アナリストは「クロームの売却の可能性は低いものの、我々の見方では高まっている」と述べ、売却候補はOpenAI、Anthropic、Perplexityのような資金力のあるAI企業との見解
・時間外取引では小動き
★コインベース・グローバル<COIN>
・2025/6/2(月)終値246.72ドル+0.1ドル
・インドの外注先企業で発生した顧客データ漏洩問題について、1月には会社が既に把握していたと事情に詳しい関係者数名が話したと報道
・コインベースはメディアへの声明で「この事件は最近発覚した」としているもの
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/6/2(月)終値42,305.48ドル+35.41ドル
◎3日の米国株はトランプ関税への警戒感から、引き続き上値の重い展開か
◎東京市場は小幅安で3日続落。アジア市場は上昇。欧州市場は上昇スタート。米国主要株価指数の先物取引は下落
◎経済協力開発機構(OECD)が、トランプ関税による米経済の打撃から世界経済見通しを下方修正。昨年の成長率は3.3%で、従来予想の2025年3.1%、2026年3.0%からともに2.9%の鈍化予想に
◎カナダで発生した山火事により、カナダ全体の原油生産量の約7%に当たる日量34万4,000バレル超のオイルサンド(石油成分を含む砂岩)生産が影響を受けていると報道
◎ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が、プライベートエクイティ(未公開株)投資ファンドに資金を縛られた投資家に出口を提供するため過去最大規模のセカンダリー投資ファンドの設定を計画していると報道。前回設定ファンドの142億ドルを上回る規模が目標
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストが、トランプ米政権がボーイング製航空機の発注を貿易交渉の有力な交渉手段として利用しているとして、ボーイング<BA>株の投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を185ドルから260ドルに引き上げ
◎ウーバー・テクノロジーズ<UBER>が、2019年から不在だった最高執行責任者(COO)に、古参幹部のアンドルー・マクドナルド氏を任命
◎ウォルト・ディズニー<DIS>が、消費者がストリーミングへと移行する傾向にあることを受け、コスト削減策の一環として世界各地の事業所で数百人の従業員を解雇予定
◎マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOGL>、クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>、パロアルトネットワークス<PANW>が、ハッカー集団やサイバー犯罪者を間違いなく識別するために、ハッカー集団名を共通化し誰でも参照できるネーミングリストを作成すると発表
◎主な決算発表:ダラー・ゼネラル<DG>、クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>など
◎注目の経済指標:4月製造業新規受注、4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
(2025年6月2日17時00分執筆)