【NY市場:7月24日】
★アップル<AAPL>、アルファベット<GOOGL>
・英国の競争規制当局が、アップルとグーグルのモバイルOSでのアプリの配信方法をより公平化するよう要求
・アプリの審査プロセスやアプリストアの検索順位に一貫性がないと指摘
・両社で実質的な寡占状態にあり、より多くの技術革新と選択肢を設ける機会が必要と主張
・時間外取引で、アップルは下落、アルファベットは好決算で上昇
★テスラ<TSLA>
・2025/7/23(水)終値332.56ドル+0.45ドル
・2025年4-6月期売上高と一株当たり利益は市場予想を下回った
・売上高は少なくとも過去10年間で最大の減収
・ロボタクシーと低価格車の計画が引き続き前進していると説明
・時間外取引では大幅下落
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/7/23(水)終値45,010.29ドル+507.85ドル
◎24日の米国株は堅調に推移か
◎東京市場は大幅続伸。アジア市場も続伸。欧州市場は上昇スタート。米国主要株価指数の先物取引はまちまち
◎各国との貿易交渉は日本に続いて、欧州連合(EU)との合意の可能性が近いと報じられ、リスクオンのムードはさらに強まりそう
◎トランプ政権はAI(人工知能)に関する新たな国家戦略「AIアクションプラン(行動計画)」を発表。重要な技術分野で中国に対する優位性を維持するため、規制緩和や米国企業によるAI技術の輸出の容易化とリスク軽減を目指す内容
◎トランプ大統領がAI向け半導体分野の競争を促すためにエヌビディア<NVDA>の分割を一時検討したものの、容易ではないことがわかったことを明らかにしたと報道
◎テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が展開する、脳インプラントの医療ベンチャー「ニューラリンク」が、視力回復やパーキンソン病などの治療で、脳チップの埋め込み手術を2031年までに年間2万人に実施し、少なくとも年10億ドル(約1,460億円)の売上を目指すとの報道
◎アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>のCEOが、台湾セミコンダクター(TSMC)から調達する半導体より、AMDの米国内で製造する半導体の方がコストが高くなるとコメント。ただし、供給元の多様化は高コストに見合う価値があると強調
◎ノースロップ・グラマン<NOC>が国防総省からエンジニアリングサービスに関する4億9,500万ドルの契約を獲得したと報道
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>が400億ドルの自社株買いプログラムを承認したと発表。6月30日時点で約91億ドルの取得枠が残っていた現行のプログラムに代わるもの
◎チポトレ・メキシカン・グリル<CMG>の2025年4-6月期既存店売上高は市場予想を下回った。一株当たり利益は市場予想に一致。2025年12月期売上高予想を下方修正。時間外取引の株価は大幅下落
◎CSX<CSX>の2025年4-6月期売上高は市場予想に一致。一株当たり利益は市場予想を上回った。時間外取引の株価は上昇
◎インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>の2025年4-6月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。ソフトウェア部門の売上高は市場予想を下回った。時間外取引の株価は大幅下落
◎サービスナウ<NOW>の2025年4-6月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。2025年12月期のサブスクリプション収入の予想を上方修正。時間外取引の株価は大幅上昇
◎Tモバイル US<TMUS>の2025年4-6月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った。ポストペイドとポストペイド電話の純増数は同四半期で過去最高を記録。時間外取引の株価は大幅上昇
◎オライリー・オートモーティブ<ORLY>の2025年4-6月期売上高は市場予想を下回った。一株当たり利益は市場予想を上回った。時間外取引の株価は小動き
◎ユナイテッド・レンタルズ<URI>の2025年4-6月期売上高は市場予想を上回った。一株当たり利益は市場予想を下回った。2025年12月期売上高予想を上方修正。自社株買い計画を増額。時間外取引の株価は小動き
◎主な決算発表:ハネウェル・インターナショナル<HON>、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>、ブラックストーン<BX>、ダウ<DOW>、ユニオン・パシフィック<UNP>、バレロ・エナジー<VLO>、エドワーズ・ライフサイエンシズ<EW>、インテル<INTC>、L3ハリス・テクノロジーズ<LHX>、ニューモント<NEM>など
◎注目の経済指標:7月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、6月新築住宅販売件数
(2025年7月24日16時30分執筆)