【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/11/28終値47,716.42ドル+289.3ドル
◎日経平均:2025/12/1終値49,303.28円-950.63円
◎NY見通し-今週は11月ISM製造業・非製造業PMIなどの経済指標に注目
◎暗号資産(仮想通貨)のビットコインが、一時86,000ドルを割り込み、新たな売り圧力にさらされ急落 。他の大半の暗号資産も同様に下落
◎感謝祭翌日のブラックフライデーにおける米国のオンライン小売売上高は前年比9.1%増の118億ドルと過去最高を更新。対話型AI(人工知能)を使った買い物ツールの活用がオンライン支出の増加に寄与
◎ウォール街で2026年のS&P 500株価指数予測が相次ぎ、アナリストの予測レンジは7,500〜8,000(直近終値6,849.09) 。AIブームによる利益成長とFRBの利下げ期待が追い風だが、AIの恩恵を受ける層とインフレに苦しむ層との二極化を懸念する見方も
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>とアルファベット<GOOGL>が、マルチクラウド接続の相互運用性を向上させる共同開発のネットワーキング・サービスを導入したと発表。顧客は両社のプラットフォーム間のプライベートな高速リンクを数分で確立できるようになる
◎アマゾン・ドット・コムとウォルマート<WMT>が、インドの金融分野に進出すると報じられた。アマゾンは買収したノンバンク金融機関を通じて中小企業向け融資を準備し、ウォルマートは傘下のEC(電子商取引)企業フリップカートを通じて「後払い決済(BNPL:Buy Now, Pay Later)」商品の導入を検討している
◎マイクロソフト<MSFT>の株式1.35%を保有する第8位の株主であるノルウェーの富裕層ファンドが、マイクロソフトの年次総会で、人権問題国での事業リスクに関する報告書提出を求める株主提案に賛成票を投じると発表。同ファンドは、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の取締役会長再任と報酬パッケージにも反対票を投じる
◎マイクロン・テクノロジー<MU>が、広島工場に新しい製造棟を建設し、2028年ごろにAI向けの次世代メモリー「HBM」の出荷を開始するとの報道。投資額は1兆5,000億円で、経済産業省が最大5,000億円を補助する見込み
◎中南米の事業からの撤退中のユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が、南米最後の事業であるバンメディカをブラジルのパトリア・インベストメンツに約10億ドルで売却することで合意したと報道。最終合意は月曜日に発表される予定
◎スターバックス<SBUX>のバリスタ労働組合が、賃上げなどを求める無期限ストライキを65店舗から120店舗余りに拡大したと発表。同社史上最長のストは最繁忙期のブラックフライデーに合わせて拡大されたが、会社側は国内店舗の99%が営業しており「大きな混乱は予想していない」と説明
◎CMEグループ<CME>のデータセンターを支えるサイラスワン社が、過熱による10時間に及ぶ壊滅的な障害を受けてバックアップ冷却能力を強化したと発表。サイラスワン社が所有するこの施設は、世界中の数兆ドル規模のデリバティブ取引のハブとなっている
◎注目の経済指標:11月S&Pグローバル製造業PMI確定値、11月ISM製造業PMIなど
◎主な決算発表:なし
(2025年12月1日15時50分執筆)
