【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/3/31終値46,341.51ドル+1,125.37ドル
◎日経平均:2026/4/1終値53,739.68円+2,675.96円
◎イーロン・マスク氏が手掛ける宇宙開発企業スペースXがコードネーム「プロジェクト・エイペックス」と呼ばれる6月の大型IPOに向けて、主幹事5行を含む計21の銀行を選定したとの報道。モルガン・スタンレー<MS>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>、JPモルガン・チェース<JPM>などが参画し、推定時価総額は1兆7,500億ドルに達する見通し
◎テスラ<TSLA>のフランスにおける3月の新車登録台数が、前年同月比3倍超(203.1%増)の9,569台に急増したことが当局のデータで明らかに。2023年12月の過去最高値に迫る水準で、モデルYやモデル3の廉価版投入が奏功し欧州での販売回復が鮮明に
◎アップル<AAPL>が、音声アシスタント「Siri」で一度に複数の要求を処理できる新機能をテスト中との報道。iOS 27等の次期OSに搭載し年内リリース予定。アルファベット<GOOGL>傘下のグーグルのAI「Gemini」統合や「アップルインテリジェンス」の刷新を6月の開発者会議(WWDC)で披露する見通しで、他社AIサービスへの開放も進める狙い
◎メタ・プラットフォームズ<META>が、度付きレンズ専用のスマートグラス「レイバン・メタ・ブレイザー・オプティクス」など新モデル2種を発表。エシロールルクソティカと共同開発し、4月14日から米国や一部海外市場で499ドルから販売。巨大な視力矯正市場を狙う戦略だが、一方で供給不足を理由に前モデルの海外展開を一時停止中であることも判明
◎英競争・市場庁が、マイクロソフト<MSFT>のクラウド市場におけるライセンス慣行の再調査を開始。アマゾン・ドット・コム<AMZN>と共に支配力を利用した競争制限の疑いを指摘。マイクロソフトを「市場支配的な巨大企業」に指定し、ライバル他社のクラウドで自社ソフトを使う際の上乗せ料金(割高な課金)を是正させる狙い
◎マイクロソフトが、シェブロン<CVX>および投資ファンドのエンジン・ナンバー1と、テキサス州西部の巨大エネルギー複合施設に関する独占交渉を進めているとの報道。約70億ドルを投じて建設される全米最大級(出力2,500メガワット)の天然ガス火力発電所により、大規模データセンター群への電力供給を確保する長期契約を目指す狙い
◎アマゾン・ドット・コムが、低軌道衛星通信サービス「レオ」の提供でデルタ・エアラインズ<DAL>と提携したと発表。2028年から航空機500機に機内Wi-Fiを導入し、先行するイーロン・マスク氏の「スターリンク」に対抗する。ジェットブルーに続く主要な提携により、航空分野でのシェア争いを加速させる狙い
◎アルファベット傘下のグーグルが、北朝鮮のハッカー集団「UNC1069」によるオープンソースソフト「Axios(アクシオス)」への不正侵入を公表。更新版にマルウェアを仕込みログイン情報を盗むサプライチェーン攻撃を確認。信頼されたインフラを悪用し暗号資産や金融業界を狙う手口に、利用者への広範な被害リスクを警鐘
◎アルファベット傘下のグーグルが、Fitbitブランドで画面のない(スクリーンレス)フィットネスバンドを開発中との報道。WhoopやOuraといった新興勢に対抗する狙いで年内後半の発売を予定。詳細データの利用を有料サブスクリプション制とするビジネスモデルを採用し、ヘルスケア特化型ウェアラブル市場でのシェア確保を急ぐ狙い
◎パープレキシティAI(Perplexity AI)が、ユーザーの個人情報をメタ・プラットフォームズおよびアルファベット傘下のグーグルと密かに共有していたとして、カリフォルニア州のプライバシー法違反で提訴されたとの報道。サンフランシスコ連邦裁判所に提出された集団訴訟の訴状によれば、ログイン時に作動するトラッカーを通じてユーザーとAIとの会話内容に両社がアクセス可能な状態だった模様
◎ナイキ<NKE>が2025年12月-2026年2月期決算を発表。純利益が前年同期比35%減となり、イラン紛争による原料高やトランプ関税の影響を背景に2026年5月期今期の減収予想を提示。グレーターチャイナでの苦戦継続や景気減速懸念により、時間外取引で-9.07%下落
◎オラクル<ORCL>が数千人規模のレイオフを実施するとの報道。当局への通知ではワシントン州のリモート従業員491人の削減を発表。アルファベットやアマゾンに対抗するためのAIインフラ投資強化に向け、人員整理を進める狙い
◎コカ・コーラ<KO>がボトリングパートナー2社と共に、2030年までに南アフリカ事業へ計10億ドルを投資する計画を発表。生産能力の拡大と流通網の強化に加え、イノベーションの加速を通じ同国市場での成長を推進する狙い
◎エーティー・アンド・ティー<T>が米国政府と、緊急用携帯電話ネットワーク「FirstNet」のアップグレードに関する約20億ドル規模の契約を締結したと発表。10億ドルの追加投資による性能向上と、料金引き下げを通じた10億ドルのコスト削減を柱とする。トランプ大統領の連邦契約見直し命令を受けた措置で、官民連携により全米の緊急通信インフラを刷新する狙い
◎ブラックロック<BLK>が、オーストラリアの政府系ファンド「フューチャー・ファンド」によるオルタナティブ投資の運用受託額を、過去2年で74%増の約75億豪ドル(約52億米ドル)に拡大させたとの報道。同資産クラスにおいて最大の外部委託先となり、同ファンドがヘッジファンド運用を強化する中で最大の勝者として存在感を強めている模様
◎ウェルズ・ファーゴ<WFC>が、米当局による資産上限規制の撤廃を受け、レポ市場(翌日物債券貸借市場)へ2,000億ドル超の資金を投入しているとの報道。金融システムの要である同市場の流動性逼迫が懸念される中、制裁から解放された同行が巨大な資金力を背景に安定化の担い手として存在感を強めている格好
◎ビヨンド ミート<BYND>が2025年10-12月期決算を発表。売上高が前年同期比19.7%減の6,158万ドル、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)損失が6,900万ドルとなり、いずれも市場予想を大幅に下回った。価格志向の消費者が安価な動物肉へ回帰し需要が低迷しているほか、在庫会計の不備による年次報告書の提出延期も発表。失望感から時間外取引で-10.20%下落
◎ある通信社のアナリストが2026年4-6期の「注目すべき10社」を選定。カスタムAIチップの成長が期待されるブロードコム<AVGO>や、新型車効果で利益拡大が見込まれるフェラーリ<RACE>、利上げが追い風になるとして日本取引所グループ<8697>などを有望視
◎注目の経済指標:3月ADP民間部門雇用者数、2月小売売上高、3月ISM製造業PMIなど
◎主な決算発表:なし
(2026年3月31日15時40分執筆)
