💡この記事のポイント
✅ 金(ゴールド)価格が史上最高値更新後に急落
✅ 「有事の金」は資産防衛の観点でも有効
✅ 金関連の日米株や投資信託をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅ニューモント、住友金属鉱山、金(ゴールド)コース

✅ 金(ゴールド)価格が史上最高値更新後に急落
✅ 「有事の金」は資産防衛の観点でも有効
✅ 金関連の日米株や投資信託をご紹介
✅ニューモント、住友金属鉱山、金(ゴールド)コース
金(ゴールド)が最大の下落幅を記録
金(ゴールド)は買うべき?
ニューモント<NEM>
フリーポート・マクモラン<FCX>
住友金属鉱山<5713>
金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)
三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド
10月20日、ニューヨーク金(ゴールド)先物価格(NY金)が4,400ドル目前まで上昇し、史上最高値を記録しました。NY金は金価格の国際的な指標として、世界中の投資家が注目する指標です。金価格の変動要因は、経済動向や地政学リスク、需給バランス、為替相場の変動などさまざまですが、主に先行きが不透明な相場で上昇する傾向があります。これが「有事の金」と言われるゆえんです。
世界的なインフレや地政学リスク(戦争や紛争など)の高まり、米中貿易摩擦、米国の政府機関閉鎖による先行き懸念などを背景に金価格が上昇したとされています。加えて、需給面では、金価格の上昇に乗り遅れまいとした投資家による買いも相場上昇を加速させたとの見方もあります。
しかし、一時4,400ドル台目前まで上昇したNY金は、その2日後(10月22日)には史上最大の下落幅を記録し、一時4,000ドル台を割り込みました。
その後は4,000ドル台を回復し、一気に値を崩すことなく、ここまでの急上昇の調整のタイミングとなっているようです。
さて、今回の調整は投資家にとって絶好の仕込み場なのでしょうか。それともこのまま金価格は下落していくのでしょうか。マーケット関係者の間でも、その見方は分かれています。
ただ、「有事の金」とも言われる金を資産の一部として組み入れておくことは資産防衛の観点からも有効です。例えば、株式市場が急落するような局面でも金価格は下がらないこともあり、場合によっては、株式投資での損失を金価格の上昇がある程度カバーしてくれることも考えられるからです。
モルガン・スタンレー<MS>の最高投資責任者が、資産配分は伝統的な「株式60%、債券40%」より「株式60%、債券20%、金20%」の方がリスクヘッジ効果が高いと述べたように、金を資産の一部に組み込むべきという流れは続きそうです。
特に、「アメリカファースト」を掲げるトランプ大統領ですから、今後も世界経済を脅かすような施策が飛び出してくる可能性もあります。今のところ日米の株式市場は史上最高値を更新するなど好調な相場環境を保っていますが、こういうときこそ楽観視せずに自らの資産を守る「資産防衛策」を強化するときかもしれません。
そこで今回は、金に関連する日米株や投資信託をピックアップしました。
米国内外に所有する鉱山で金の採掘、製錬などを手がけています。売上高の約85%は金で、銅や銀なども生産。金鉱の開発会社として唯一、主要株価指数であるS&P500の構成銘柄に採用されています。
2025年7-9月期決算では、売上高や一株当たり利益が予想を上回って着地。株価は金価格の動きに連動するかたちで高値から押し目をつけています。
株価は、2024年12月安値36.86ドルから今年10月16日上場来高値98.58ドルへ上昇。その後10月28日安値76.05ドルまで下落し、直近は80ドル前後で推移しています。
主力の銅とモリブデンに加えて、金も採掘しています。グループ全体の品目別生産量は、金が188万オンス、銅が42億1,400万ポンド、モリブデンが8,000万ポンドに上ります(2024年)。
2025年7-9月期決算では、売上高や一株当たり利益がともに市場予想を上回る結果となりました。一時は、銅価格上昇が株価の刺激材料となりましたが、足元では上値の重い展開が続いています。
株価は、2021年以降およそ30~50ドル程度の間を行き来してます。今年は4月7日年初来安値27.66ドルから7月8日年初来高値49.12ドルへ上昇。その後9月25日安値35.15ドルまで下落し、直近は40ドル前後で推移しています。
金や銅、ニッケルなどの非鉄金属と電子材料が主力。世界有数の品質を誇る金鉱山「菱刈鉱山」(鹿児島県)を保有しており、日本株の中でも金関連の代表的な銘柄です。
2026年3月期今期純利益予想は、再生エネルギーやAI向け需要などもあり、前期比270%増を見込んでいます。なお、PBR(株価純資産倍率)は0.75倍と割安感が顕著です(11月10日時点)。
株価は、4月9日年初来安値2,374.5円から10月17日年初来高値5,550円へ上昇。その後は上昇一服となり、11月5日安値4,627円まで下落。直近は5,000円前後で推移しています。
金価格の値動きに連動することを目指す世界最大級のETF(上場投資信託)です。金現物を直接購入保有するのではなく、ETFを通じて金に投資するため、少額から手軽にはじめられます。
毎月一定額をつみたてる「つみたて投資」にも向いています。金は株式などとは異なる値動きをする傾向があり、ポートフォリオのリスク分散効果も期待できそうです。
国内の金価格の値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。金現物の購入と異なり、少額から手軽に金へ投資できる点が特徴です。
金(ゴールド)コースと同様に、「つみたて投資」にも向いています。
記事作成日:2025年11月10日