金利が上がると、なぜ銀行株が注目される?日米金融株10選

💡この記事のポイント

✅日米ともに追加利上げの可能性が意識されています

✅一般的に株式市場にとって、利上げは重荷になりやすい

✅利上げが追い風となりやすい日米の金融関連株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:バンク・オブ・アメリカJPモルガン・チェースチャールズ・シュワブ

✅日本株:三菱UFJフィナンシャル・グループしずおかフィナンシャルグループMS&ADインシュアランスグループホールディングス

 

目次

米国では追加利上げの可能性に注目

日本でも追加利上げの時期が焦点に

金利が上がると株にはどんな影響がある?

銀行・保険には追い風になることも

バンク・オブ・アメリカ<BAC>

JPモルガン・チェース<JPM>

チャールズ・シュワブ<SCHW>

USバンコープ<USB>

トラベラーズ・カンパニーズ<TRV>

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

しずおかフィナンシャルグループ<5831>

ふくおかフィナンシャルグループ<8354>

ゆうちょ銀行<7182>

MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>

PayPay証券なら100円から買える!

金利が上がると、なぜ銀行株が注目される?日米金融株10選

足元では、日米ともに金利のゆくえが株式市場の大きなテーマになっています。

 

 

米国では追加利上げの可能性に注目

米国では、原油価格の高騰などを背景にインフレへの警戒が続いています。

 

7月28~29日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利が据え置かれました。ただし、参加者のうち3人は0.25%の利上げを主張しています。

 

さらに8月28日のジャクソンホール会議では、ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、物価上昇率が目標の2%を上回っているとして、インフレ抑制を重視する姿勢を示しました。

 

一方で、ウォーシュ議長は次回会合での具体的な政策判断をあらかじめ示したわけではありません。次回のFOMCは9月15~16日に予定されています。

 

追加利上げに踏み切るのか、それとも金利を据え置くのか。市場では今後の経済指標も含めて注目が集まっています。

 

 

日本でも追加利上げの時期が焦点に

日本では、2024年3月にマイナス金利政策が解除されて以降、日銀が段階的に金融政策の正常化を進めてきました。

 

市場では、今後も物価や賃金の動きを確認しながら追加利上げが行われるかが注目されています。次回の日銀金融政策決定会合は9月17~18日の予定です。

 

 

金利が上がると株にはどんな影響がある?

一般的に、金利上昇は株式市場にとってマイナスになりやすいとされています。

 

理由のひとつが、企業の借入コストです。

例えば、100億円を借りている企業の金利が単純計算で1%上がれば、年間の利息負担は1億円増えることになります。支払う利息が増えれば、その分だけ利益が圧迫される可能性があります。また、設備投資や新しい事業への投資を控える企業が増えることも考えられます。

 

2024年7月31日に日銀が政策金利を引き上げた後には、米国景気への懸念や急速な円高、円キャリー取引の巻き戻しなど複数の要因が重なり、その翌月に日本株が歴史的な急落を記録しました。円キャリー取引とは、金利の低い円で資金を調達し、より高い収益が期待できる海外の資産などに投資する取引です。

 

このように、金利の変化は株式市場全体を大きく動かすきっかけになることがあります。

 

 

銀行・保険には追い風になることも

しかし、金利上昇がすべての企業にとってマイナスになるわけではありません。

 

代表的なのが銀行です。銀行の利益を考えるうえで重要なのが「利ざや(貸出金利と預金金利の差)」です。例えば、預金者に1%の金利を払い、そのお金を企業に3%で貸した場合、差の2%が銀行の収益源のひとつになります。

 

金利上昇によって貸出金利が上がり、預金金利との差が広がれば、銀行の収益改善につながる可能性があります。ただし、景気が悪化すれば、企業がお金を借りなくなったり、貸したお金が返ってこないリスクが高まったりすることもあります。

 

また、保険会社も金利上昇の恩恵を受けることがあります。

 

保険会社は、契約者から受け取った保険料の一部を国債などで運用しています。金利が高くなれば、新しく購入する債券から得られる利息も大きくなりやすく、運用収益の改善が期待できます。一方で、金利が上がると、すでに持っている債券の価格は下落しやすくなります。

 

銀行も保険会社も、金利上昇が必ずプラスになるわけではありません。それでも、ほかの業種と比べると金利上昇のメリットを受けやすく、市場で注目されることがあります。

 

ここからは、日米の金融関連10銘柄をご紹介します。

 

 

バンク・オブ・アメリカ<BAC>

米国を代表する大手金融グループで、銀行業務のほか、資産運用や投資銀行業務などを幅広く展開しています。2026年4-6月期決算では、株式トレーディング収入が好調で市場予想を上回る好決算となりました。

株価は3月19日年初来安値46.12ドルから8月17日年初来高値65.22ドルまで上昇。

 

 

JPモルガン・チェース<JPM>

世界有数の総合金融グループで、個人向け銀行、投資銀行、資産運用などを展開しています。直近では、暗号資産とブロックチェーンを扱う専門チームを拡充しているとの報道もありました。2026年4-6月期決算は、市場予想を上回る好決算となりました。

株価は3月19日年初来安値279.1ドルから8月13日年初来高値366.5ドルまで上昇。

 

 

チャールズ・シュワブ<SCHW>

証券仲介や資産運用、銀行サービスなどを手がける大手金融会社です。足元の業績も良好で、2026年4-6月期決算は増収、最終増益で着地し、増配を発表しています。また、直近では、暗号資産のプラットフォームの拡充を発表。ビットコインの直接取引に対応しており、暗号資産関連としての側面もあります。

株価は5月28日年初来安値83.96ドルから8月24日年初来高値114.53ドルまで上昇。

 

 

USバンコープ<USB>

個人向け銀行や企業向け金融、決済、資産運用などを展開する米大手銀行グループです。ノンバンク子会社で、保険商品や投資商品なども取り扱っています。2026年4-6月期決算は好調で、7-9月期からの増配計画も発表しています。

株価は3月9日年初来安値50.32ドルから8月17日年初来高値66.08ドルまで上昇。

 

 

トラベラーズ・カンパニーズ<TRV>

企業や個人向けに損害保険を展開する米大手保険会社です。2026年4-6月期決算では、純利益が前年同期から増加し、一株当たり利益が予想を大きく上回って着地しました。この決算内容は、アナリストからも好意的に評価されました。

株価は3月27日年初来安値284.66ドルから7月28日年初来高値398.7ドルまで上昇。

 

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

銀行、信託、証券などを展開する国内最大級の金融グループです。増配や自社株買いといった株主還元にも積極的で、国内金利の上昇局面では貸出金利の上昇による収益改善が期待されやすい銘柄です。9月1日時点での時価総額は、トヨタ自動車<7203>に次いで国内2位。

株価は1月5日年初来安値2,516円から7月27日上場来高値3,813円まで上昇。直近は6連騰(9月1日まで)しました。

 

 

しずおかフィナンシャルグループ<5831>

静岡銀行を中心に、証券やコンサルティングなどを展開する地方銀行グループです。8月6日には、2027年3月期今季の業績予想を上方修正。従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしています。また、同時に増配も発表しています。

株価は1月27日年初来安値2,433.5円から8月31日上場来高値3,712円まで上昇。

 

 

ふくおかフィナンシャルグループ<8354>

福岡銀行など九州の地方銀行を傘下に持つ金融グループです。総資産は地銀トップ級。子会社にスマホ完結型のデジタルバンク「みんなの銀行」も。足元の業績も良好で、2027年3月期今季は経常利益で前年比24%増を見込んでいます。

株価は1月5日年初来安値5,068円から9月1日上場来高値7962円まで上昇。

 

 

ゆうちょ銀行<7182>

日本郵政グループの銀行で、国内最大級の預金規模を持っています。日本郵政グループの銀行で、国内最大級の預金規模を持っています。 日米の金利上昇などを背景に利ザヤが改善し、2026年4-6月期は前年同期から業績が大きく伸びました。

株価は1月5日年初来安値2,238円から7月24日上場来高値3,465円まで上昇。その後いったん調整も、9月1日高値3,422円まで回復。

 

 

MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>

三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井ダイレクト損害保険などを傘下に持つ国内大手の保険グループです。2026年4-6月期は最終利益が前年同期比33.4%増となりました。

株価は1月5日年初来安値3,698円から9月1日上場来高値5,224円まで上昇。

 

 

PayPay証券なら100円から買える!

PayPay証券なら日米株も投資信託も100円から買える

「銀行や保険会社の株をいろいろ買いたいけど、高くて買えない…」といったお悩みはありませんか?

 

通常、日本株は100株単位でのお取引となるため、数万円から数十万円といったまとまった資金が必要になることが一般的です。米国株は1株単位でのお取引となるため、100株単位の日本株よりも少ない資金で買えますが、銘柄によっては数万円以上の資金が必要になります。

 

しかし、PayPay証券なら、株価の高い日本株や米国株、投資信託でも「100円から」金額指定で購入することができます。また、PayPayポイントを使ったポイント投資もできます。

 

今回ご紹介したような銀行や保険会社の株も、まとまった資金がなくても少額から買うことができるのが大きなメリットです。

 

※「PayPay証券アプリ」では、PayPay銀行との入金連携(おいたまま買付)をご利用の場合に限り、100円からご購入いただけます。その他の場合は1,000円からご購入いただけます。

※「PayPay証券ミニアプリ(PayPayアプリ内取引)」では、いずれの場合でも100円からご購入いただけます。

 

 

記事作成日:2026年9月2日