今チェックしておきたい出遅れ日本株9選

💡この記事のポイント

✅全体相場が高値圏で、「出遅れ株」に循環物色の期待も

✅出遅れ株は、市場の物色が広がる過程で、見直し買いが入る可能性

✅今チェックしておきたい出遅れ9選+24銘柄

🔎登場する主な銘柄

日産自動車オリンパスキヤノン楽天グループ資生堂

 

目次

日産自動車<7201>

オリンパス<7733>

パナソニックホールディングス<6752>

キヤノン<7751>

資生堂<4911>

エイチ・アイ・エス<9603>

楽天グループ<4755>

JFEホールディングス<5411>

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

その他関連株

今チェックしておきたい出遅れ日本株9選

日経平均が8月19日に一時43,876.42円まで上昇し、史上最高値を更新しました。一方で、相場全体の上昇の波に乗り切れていない「出遅れ株」と呼ばれる銘柄群も存在します。

 

出遅れ株とは、一般的に上昇相場にも関わらず、何らかの理由で株価が割安な水準に置かれている銘柄のことを指します。例えば、市場の注目がAI(人工知能)や防衛関連など特定のテーマに集まっている間、それ以外の業種が放置され評価されにくい、といった状況です。

 

しかし、相場が上昇し人気株の上昇が一服すると、「他に買えるものはないか?」「割安な銘柄はないか?」と市場の関心が広がり、こうした出遅れ株に資金が向かい、株価が見直されることがあります。

 

今回は、いつかそんな展開が考えられる直近で年初来高値を更新していない「出遅れ株」の中から、今チェックしておきたい9選+24銘柄をご紹介します。

 

 

日産自動車<7201>

日本の大手自動車メーカーの一角です。

 

近年は経営の混乱や半導体不足による生産の遅れなど、厳しい状況が続いていました。そのため、好調な他の自動車メーカーと比較して株価は大きく出遅れている状況です。現在は経営改革を進めるとともに、魅力的な新型EV(電気自動車)の投入を計画しており、今後の巻き返しが期待されます。

 

PBR(株価純資産倍率)は0.2倍台で、株価の割安感が際立っているようです。悪材料はかなり幅広く織り込まれていることも考えられますので、経営再建のメドや方向性が示されれば、水準訂正の動きが出てくる可能性もありそうです。

 

年初来高値:487.7円 → 8/22終値:351.9円(-27.8%)

 

オリンパス<7733>

内視鏡の世界大手。医療現場での使いやすさとサービス網に強みがあります。

 

かつてはカメラなどの映像事業も手掛けていましたが、事業ポートフォリオを転換し、現在は医療分野に経営資源を集中しています。事業再編の過渡期にあるとの見方や、金利上昇局面では成長株が売られやすい傾向があることなどから、株価は調整局面が続いていました。

 

医療という安定した需要が見込める分野に特化したことで、長期的な成長が期待されます。今後は投資一巡による採算の戻り、新機種の普及、サービス収入の拡大が確認できるかが焦点です。

 

年初来高値:2,415円 → 8/22終値:1,756.5円(-27.3%)

 

パナソニックホールディングス<6752>

家電製品で広く知られていますが、現在は車載用電池や電子部品、住宅設備など、BtoB(企業向け)事業にも力を入れている大手電機メーカーです。

 

事業ポートフォリオの改革を進めている最中であり、電気自動車(EV)向けの電池事業などにも注力しているようです。最近はデータセンター向け蓄電システムなどが好調です。

 

株価は長期的に見るとレンジ相場が続いているようです。好材料が出ても株価の上昇が長続きしない傾向がありましたが、事業改革の進展とともに、この状況を抜け出せるかどうかがポイントになりそうです。今後は生産の効率化や固定費の見直しなどから、配当や自社株買いなどの株主還元が示されれば、評価の見直しに繋がりやすそうです。

 

年初来高値:1,919円 → 8/22終値:1,544.5円(-19.5%)

 

キヤノン<7751>

カメラやプリンター、複合機で世界的に高いシェアを誇る精密機器メーカーです。

 

主力のオフィス向け複合機市場のペーパーレス化といった課題もありますが、メディカル事業や産業機器など事業の多角化を着実に進めており、今後の成長ドライバーとして期待されています。

今期業績予想を二度下方修正したことなどから、先行き懸念で株価は伸び悩みました。ようやくここに来て持ち直し気味となり、今後の見直し買いに期待したい銘柄です。

 

年初来高値:5,233円 → 8/22終値:4,306円(-17.7%)

 

資生堂<4911>

化粧品で国内最大手の企業です。

 

インバウンド需要の減少や、主要な市場である中国での景気減速、処理水問題に起因する不買運動などが影響し、業績・株価ともに厳しい状況が続いています。現在は、経営体制を刷新し、収益性の改善に向けた構造改革に取り組んでいます。

 

株価は2年ほど下落トレンドが続いていましたが、足元では下げ止まりの兆しも見られます。インバウンド需要の回復や、中国市場の持ち直し、構造改革の成果が見えはじめれば、株価の反転を期待したいところです。

 

年初来高値:2,968円 → 8/22終値:2,471円(-16.8%)

 

エイチ・アイ・エス<9603>

海外旅行に強みを持つ大手旅行代理店です。

 

コロナ禍で最も大きな打撃を受けた業界の一つであり、現在も業績の本格的な回復は道半ばです。旅行需要は回復基調にありますが、円安や燃油価格の高騰が海外旅行の費用を押し上げており、回復ペースが鈍化するとの懸念が株価の重しとなっているようです。

 

株価はコロナ前の水準を大きく下回ったまま推移しています。海外旅行の完全復活にはまだ時間がかかりそうですが、円高への転換や、新たな旅行スタイルの提案などが起爆剤となれば、株価が大きく反発する可能性を秘めていると言えそうです。

 

年初来高値:1,762円 → 8/22終値:1,499円(-14.9%)

 

楽天グループ<4755>

Eコマースの「楽天市場」を中核に、金融、モバイルなど多岐にわたる事業を展開しています。

 

特に、携帯キャリア事業への大規模な先行投資が財務を圧迫し、株価は長期にわたって低迷していました。しかし、モバイル事業の契約者数が順調に増加し、赤字幅が縮小傾向にあることから、事業の先行きに明るさが見え始めているようです。株価は依然として安値圏にありますが、モバイル事業の黒字化への道筋が見えてくれば、株価は大きく見直される可能性があるかもしれません。

 

年初来高値:1,044.5円 → 8/22終値:903.7円(-13.5%)

 

JFEホールディングス<5411>

世界トップクラスの鉄鋼メーカーであるJFEスチールなどを傘下に持つ持株会社です。

 

鉄鋼業界は世界経済の動向に業績が左右されやすい景気敏感業種であり、海外経済の先行き不透明感から株価は伸び悩む傾向にありました。しかし、PBRは0.4倍台で予想配当利回りは4.3%台であり、株価の割安感が意識されやすい状況のようです。

 

景気動向に左右されやすいため、株価は数年おきに上下を繰り返す展開が続いています。市場全体のトレンドからはやや出遅れている印象があり、世界経済の回復が明確になれば、見直し買いが入りやすい銘柄の一つと言えそうです。

 

年初来高値:2,015円 → 8/22終値:1,829円(-9.2%)

 

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

「三越」と「伊勢丹」という歴史ある百貨店を運営する大手小売企業です。

 

長らく続いた百貨店業界の構造的な不振や、コロナ禍による客足の減少で厳しい経営環境にありました。しかし、経済活動の正常化や富裕層による高額品消費、インバウンド需要の回復を背景に、業績はV字回復を遂げています。

 

株価は2024年7月をピークに低迷が続きました。ようやく今年春以降は上昇傾向で、年初来高値に向かいつつある状況です。継続的な業績の拡大が示されれば、さらなる株価上昇も期待できるかもしれません。

 

年初来高値:2,765.5円 → 8/22終値:2,560円(-7.4%)

 

その他関連株

積水ハウス

カルビー

エービーシー・マート

ニチレイ

ヤクルト本社

キッコーマン

日清食品ホールディングス

小林製薬

ZOZO

東レ

セブン&アイ・ホールディングス

ディー・エヌ・エー

ニトリホールディングス

中外製薬

出光興産

リクルートホールディングス

トヨタ自動車

三菱自動車工業

マツダ

いすゞ自動車

日本製鉄

オムロン

ユニ・チャーム

ファーストリテイリング

 

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