ウォーレン・バフェット最後のポートフォリオは?保有上位10銘柄

💡この記事のポイント

✅バフェットCEO在任中の最後のポートフォリオが公表

✅アップルを一部売却し、シェブロンやチャブを買い増し

✅バフェット銘柄を米国株投資のヒントに

🔎登場する主な銘柄

アップルバンク・オブ・アメリカシェブロンチャブ


目次

バフェット在任中最後のポートフォリオに注目

アップルを売り、シェブロンやチャブを購入

バークシャー・ハサウェイのポートフォリオを投資のヒントに

ウォーレン・バフェット最後のポートフォリオは?保有上位10銘柄

バフェット在任中最後のポートフォリオに注目

2月17日、米国のバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が、四半期保有資産報告書(13F報告書)を公表しました。バークシャー・ハサウェイと言えば、「オマハの賢人」と呼ばれる著名投資家ウォーレン・バフェット氏が最高経営責任者(CEO)を務めていた投資会社です。


バフェット氏は2025年末にCEOを退きましたが、今回の13F報告書はバフェット氏在任中で最後となるものだけに、市場はバークシャー・ハサウェイのポートフォリオがどのように変更されているのかに注目していました。


アップルを売り、シェブロンやチャブを購入

保有上位10銘柄

保有割合

保有株数

増減株数

株数増減率

アップル

22.6%

227,917,808

-10,294,956

-4.32%

アメリカン・エキスプレス

20.46%

151,610,700

0

0%

バンク・オブ・アメリカ

10.38%

517,295,934

-50,774,078

-8.94%

コカ・コーラ

10.2%

400,000,000

0

0%

シェブロン

7.24%

130,156,362

+8,091,570

+6.63%

ムーディーズ

4.6%

24,669,778

0

0%

オキシデンタル・ペトロリアム

3.97%

264,941,431

0

0%

チャブ

3.9%

34,249,183

+2,916,288

+9.31%

クラフト・ハインツ

2.88%

325,634,818

0

0%

アルファベット

2.04%

17,846,142

0

0%

※出典:SEC(米国証券取引委員会)


最新の2025年12月末の保有上位10銘柄は、前回の2025年9月末時点と変化はありませんでしたが、保有株数には大きな変化がある銘柄もありました。保有割合1位のアップル<AAPL>は、以前から段階的に売却されており、今回は約1,029万株(株数ベースで-4.32%)減少しています。ただし、アップルが最大の保有割合を維持していることには変わりません。同様に、バンク・オブ・アメリカ<BAC>も約5,077万株(-8.94%)減少しました。


市場では、これらの主力株の売却理由について、「割高な株価水準にあるため」との見方が示されています。また、保有上位10銘柄には含まれていませんが、象徴的だったのはアマゾン・ドット・コム<AMZN>で、保有株数を1,000万株から227万6,000株へと-77.24%も減少させたことです。


一方で、バフェット氏の投資理念となっている「強力な世界的ブランドを持つビジネスへの投資」という面では、アメリカン・エキスプレス<AXP>、コカ・コーラ<KO>、アルファベット<GOOGL>については保有株数に変化はなく、従来通りを維持しています。


保有株を増加させている銘柄では、シェブロン<CVX>を約809万株(+6.63%)購入しています。これは、エネルギー業界に強気な見方をしていることの表れだと見られます。また、世界最大の損保会社チャブ<CB>も約291万株(+9.31%)買い増ししています。


シェブロン<CVX>

米国の大手エネルギー企業で、原油・天然ガスの開発から精製、販売まで幅広く手がけます。エネルギー価格(原油など)の動きで業績がぶれやすい一方、景気やインフレ局面で存在感が増しやすい業種です。配当を重視する投資家からも注目されやすい銘柄です。


チャブ<CB>

スイスに本社を置く世界最大級の損害保険会社で、企業向け保険や富裕層向け保険などを強みにしています。保険は、集めた保険料を運用して利益を積み上げるビジネスで、金利が高い局面では運用収益が追い風になりやすい点が特徴です。災害損害などで収益が変動することもあります。バフェット氏が好む「安定したキャッシュフロー」と「強力なブランド力」を兼ね備えており、堅実なリスク管理のもとで利益を積み上げるのが同社のビジネスモデルです。


バークシャー・ハサウェイのポートフォリオを投資のヒントに

こうしてみると、バフェット氏がCEOだった2025年12月末までのバークシャー・ハサウェイのポートフォリオには、バフェット氏の考え方(投資理念)が反映されているように思えます。今後は新CEOのグレッグ・アベル氏が経営を担いますが、バークシャー・ハサウェイが「割高な株価水準」を理由に主要ハイテク銘柄の削減を継続していくのか、あるいは、どの業種に投資を行っていくのかなど、ポートフォリオの変遷が注目されます。同社の保有株や売買された銘柄は、米国株に投資するうえで一つのヒントとなりそうです。



記事作成日:2026年2月24日