日経平均一時54,000円割れ!反発期待の日本株10選

💡この記事のポイント

✅中東情勢の緊迫化を背景に日経平均株価が一時2,600円超の大幅続落

✅急ピッチな上昇の反動もあり、押し目買いのチャンスとの見方も

✅高値から反落したものや下落が続いていた銘柄をご紹介

🔎登場する主な銘柄

アドバンテストソニーグループ三井金属三菱重工業NTT

 

目次

アドバンテスト<6857>

信越化学工業<4063>

ソニーグループ<6758>

野村総合研究所<4307>

リクルートホールディングス<6098>

INPEX<1605>

東京海上ホールディングス<8766>

三井金属<5706>

三菱重工業<7011>

NTT<9432>

日経平均一時54,000円割れ!反発期待の日本株10選

2026年3月4日の東京株式市場で、日経平均は一時、前日比2,600円を超える急落となりました。54,000円を割り込む場面もあり緊張が走りました。背景にあるのは、中東情勢の緊迫化に伴う世界的なリスク回避の動きです。エネルギー輸入国である日本にとって、原油価格の上昇が経済を冷やすとの懸念から、海外投資家を中心に売りが膨らんだようです。

 

しかし、市場関係者からは前向きな声も聞こえてきます。年初からの上昇が非常に急ピッチだったため、「自律調整の範囲内」との見方もあるようです。あるアナリストは、2月の衆院選で安定基盤を確保した高市早苗政権による政策期待は根強く、業績見通しが明るい銘柄には絶好の押し目買いのチャンスになるとの見方もあるようです。

 

特に、不安定な相場環境下では、独自の成長ストーリーを持つ企業や、外部環境の変化に強い企業に注目が集まりやすい傾向があります。そこで今回は、押し目買い狙いの候補として、ここまで堅調に上昇していて反落した銘柄や、すでに先行して下落していた銘柄をご紹介します。

 

 

アドバンテスト<6857>

半導体デバイスの製造工程で欠かせないテスタ装置の世界的大手です。

AI(人工知能)向け半導体の需要拡大を背景に、2026年3月期今期の業績は堅調に推移しています。3月4日の相場では利益確定売りに押され5日続落しましたが、最先端半導体の進化には同社の技術が不可欠です。中長期的な成長期待は変わらず、株価の下落局面は投資家にとって関心が高まるポイントとなりそうです。

 

信越化学工業<4063>

半導体基板となるシリコンウエハーで世界有数の化学メーカーです。

高い収益性と強固な財務体質が同社の強みです。2025年4-12月期(3四半期累計)の決算でも、半導体材料の需要回復が確認され3月2日昨年来高値6,323円まで上昇しました。景気変動に強い経営基盤を持っており、相場全体が不安定な局面でも、その安定感から買い戻しの候補として意識されやすい銘柄といえそうです。

 

ソニーグループ<6758>

ゲーム、音楽、映画、半導体など、多岐にわたる事業を展開する世界的なコングロマリット企業です。

エンターテインメント事業の安定した収益力に加え、スマートフォン向けイメージセンサーの持ち直しが期待されています。株価は昨年11月以降下落が続いていますが、地政学リスクに左右されにくいIP(知的財産)を保有していることもあり、下げ止まりに期待したいところです。

 

野村総合研究所<4307>

コンサルティングやシステム開発を手がける、国内ITソリューションの最大手です。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)投資は、外部環境にかかわらず継続する傾向があります。2026年3月期今期の業績も増収増益を見込んでおり、安定したストック型ビジネスが評価されています。「AI脅威論」で先行して下げていただけに、3月4日の相場ではソフトウェア株は反発の兆しも見せました。

 

リクルートホールディングス<6098>

求人検索サイト「Indeed」などを世界展開する、人材・販促サービスのリーダーです。

世界的な労働力不足を背景に、同社のプラットフォームの価値は高まっています。2026年3月期今期の連結業績予想は、効率的な事業運営により上方修正されています。年初以降の下落傾向からやや持ち直し気味であり、そろそろ反転に期待したいところです。

 

INPEX<1605>

日本最大級の石油・天然ガス開発(上流事業)企業です。

中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇は、同社の業績にとって直接的な追い風となります。3月4日はリスク回避の売りに押されましたが、資源価格の高止まりが予想されるなか、インフレ耐性のある銘柄として改めて注目される可能性があります。

 

東京海上ホールディングス<8766>

国内最大手の損害保険グループです。

世界的な金利上昇局面は、資産運用収益の拡大につながるため、同社にとってポジティブな側面もあります。地政学リスクが高まるなかでも、強固な収益基盤と積極的な株主還元姿勢が評価される可能性もあります。ディフェンシブな性質を持ちつつ、成長性も兼ね備えた銘柄の押し目として注目したいところです。

 

三井金属<5706>

非鉄金属の製造や機能材料を手がける大手メーカーです。

AIサーバー向けなどの極薄銅箔が好調で、2026年3月期今期の業績予想を複数回にわたって上方修正しています。金属価格の上昇や円安傾向も追い風となっており、2026年3月期今期は過去最高の利益水準を見込む勢いです。資源高やハイテク需要の両面で恩恵を受けやすく、3月3日上場来高値39,600円からの押し目だけに関心が集まりそうです。

 

三菱重工業<7011>

防衛、航空、エネルギーなど、日本の基幹産業を担う重工業の雄です。

3月4日は地政学リスクの不透明感から売られましたが、防衛関連に追い風という状況に変わりはありません。脱炭素社会に向けた水素・アンモニア関連の技術開発も進んでおり、国策に関連する中核銘柄として、3月2日上場来高値5,208円からの押し目は注目されそうです。

 

NTT<9432>

日本の通信インフラを支える最大手企業です。

通信事業は景気動向に左右されにくい安定した収益を生み出します。典型的なディフェンシブ銘柄であり、相場全体が波乱含みの展開となるなかで、資金の逃避先として選ばれやすい存在です。年初以降下落が続いていただけに、先に下げ止まる可能性も考えられそうです。

 

記事作成日:2026年3月4日