アクティブファンドは「ここ」を見よう!参考ファンド3選

💡この記事のポイント

✅インデックスファンドとアクティブファンドの違いは?

✅ファンドの内容は目論見書や月次レポートをチェック

✅アクティブファンド選びの4つのポイント

🔎登場するファンド

ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド

ひふみプラス

サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)


目次

「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違い

市場平均超えを狙えるアクティブファンド

アクティブファンドを選ぶときの4つのポイント

参考ファンド3選

アクティブファンドは「ここ」を見よう!参考ファンド3選

現在インデックスファンドを保有していて、「次はアクティブファンドにも挑戦してみたい」と考えている方もいるでしょう。

では、アクティブファンドを選ぶときには、どんなポイントに注目したら良いのでしょうか。


今回は、投資初心者の方向けに、アクティブファンドの基礎知識と、選び方のポイントをお伝えします。


「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違い

投資信託は、大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があります。


インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500など、特定の指数(インデックス)に連動する運用を目指すファンドです。運用ルールがあらかじめ決まっており、機械的かつシンプルに運用されるため、コストが比較的低めです。


一方で、アクティブファンドは、指数(インデックス)を上回るリターンを目指し、ファンドマネジャーが市場分析を行いながら、独自の判断で銘柄選定や売買を行います。ファンドごとに運用方針や投資対象が大きく異なるため、リスクとリターンも大きく異なります。ファンドマネジャーの手間がかかる分、コストは高めです。


市場平均超えを狙えるアクティブファンド

投資初心者は、まずはシンプルでわかりやすいインデックスファンドからはじめるケースが多いでしょう。ただ近年は、投資経験者が少しずつ増えてきたことなどから、アクティブファンドへの関心もじわじわと高まっています。


特に、「ファンドマネジャーの判断によって、市場平均を超えるパフォーマンスが期待できる可能性がある」として、自分に合ったアクティブファンドを探す人も増えています。


また最近は、インデックスをベースにより良いパフォーマンスを目指してカスタマイズしたものや、AI(人工知能)を活用したファンドなども登場しています。単純に「インデックスで十分」というわけではない時代になりつつあるようです。


では、実際にアクティブファンドを検討する際には、どのような点に注目すれば良いのでしょうか。


アクティブファンドを選ぶときの4つのポイント

アクティブファンドを選ぶ際に、確認したい主な4つのポイントをお伝えします。ファンドの詳しい内容は「目論見書」や「月次レポート」で確認しましょう。


①何に投資をしているか?「運用方針」をチェック

アクティブファンドは、ファンドごとに運用方針が異なります。例えば、「日本の成長株に特化」「先進国の優良配当株に投資」「テーマにあわせて世界中の銘柄を選別」など、投資対象やアプローチは実に多種多様です。


自分の関心や価値観にあった運用方針かを、しっかりチェックしましょう。


②どんな「リスク」があるか?

アクティブファンドは市場の平均以上のリターンを目指すため、リスクも高くなるケースがあります。特定の地域や業種に集中して投資するタイプもあり、その場合は価格変動が大きくなる傾向にあります。


また、外国の商品に投資をする場合は、為替リスク金利変動リスクがあるなど、ファンドごとに異なるリスクがあります。「どんなリスクがあるか」を目論見書などで確認しておきましょう。


③これまでの「パフォーマンス」は?

運用成績はあくまで過去のもので、将来を保証するものではありませんが、ファンドマネージャーの力量運用スタイルなどを確認するために参考になります。


リターンを見る際には、他の似たようなファンドなどと比較するのも良いでしょう。継続的に高い成果を挙げられているかを見ることも重要です。


長期投資をする場合は、短期的なリターンだけで判断するのではなく、3年5年など中長期のリターンをチェックすることが大切です。


④「コスト」はどのくらい?

一般的に、アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて信託報酬などのコストが高めです。コストが高いとそれだけでNGというわけではありませんが、支払うコストに対して、リターンが見合っているかを見極めましょう。


似たようなファンドが複数あれば、リターンに加えて、コストも見比べてみることも判断基準になるはずです。


以上、アクティブファンドを選ぶ際の主なポイントを4つ紹介しました。


アクティブファンドは、実に多種多様。人気ランキング上位に並ぶもの以外にも、さまざまなタイプがあります。気になるファンドの中身をチェックし、自分に合ったものを見つけましょう。


では、参考としてアクティブファンドの例を紹介します。


参考ファンド3選

ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド

✔️英国の「ウォーレン・バフェット」と呼ばれる著名投資家テリー・スミス氏が率いる運用会社のファンド

✔️投資銘柄は、資本効率、ビジネスモデル、財務バランス、事業環境変化への対応の観点から20~30銘柄に厳選

✔️組入上位は、メタマイクロソフトストライカーフィリップ・モリス、ロレアルなど

✔️プロ厳選の銘柄に集中投資したい人に向いている

✔️NISA:成長投資枠


ひふみプラス

✔️「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本株に投資

✔️成長企業を発掘し、割安な銘柄に長期投資

✔️組入上位は、フジ・メディア、トヨタ三菱UFJ富士通ソニーグループなど

✔️「R&Iファンド大賞2025」投資信託10年/国内株式コア部門で優秀ファンド賞受賞

✔️日本の成長企業に投資し値上がり益を狙いたい人に向いている

✔️NISA:成長投資枠


サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)

✔️日本を含む世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式に投資

✔️持続的な利益成長性市場優位性財務健全性株価水準などから銘柄を厳選

✔️組入上位は、クラウドフレアクラウドストライク、サイバーアーク、ルーブリック、ブロードコムなど

✔️AI(人工知能)の発展にも重要なセキュリティ企業の成長に期待する人に向いている

✔️NISA:成長投資枠



記事作成日:2025年8月12日

ファイナンシャルプランナー
西山美紀

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。

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