投資信託の4つの失敗パターンと対策

💡この記事のポイント

✅投資信託の4つの失敗パターンを解説

✅失敗しないための対策は?

✅初心者向けの参考ファンド3選をご紹介

🔎登場するファンド

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 愛称:未来の世界(ESG)

たわらノーロード 日経225

eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー)


目次

4つの失敗パターンと対策方法

初心者向けの参考ファンド3選

投資信託の4つの失敗パターンと対策

投資信託を買ってみたいけれど、失敗したらどうしよう…」と、不安に感じていませんか?


実は、初心者の多くが似たようなつまずきを経験しています。でも、よくある失敗パターンを事前に知っておけば、大きな損を防ぐことに繋がります。


そこで今回は、投資信託ビギナーがやりがちな4つの失敗と、その対策をわかりやすく解説します。


4つの失敗パターンと対策方法

①SNSや人気だけで選んでしまう

SNSで見たことがある」「みんなが買っているから安心」などと、限られた情報で投資信託を選ぶことにも注意が必要です。


もちろん、人気ランキング入りしているファンドは魅力的なものも多いですが、自分の投資目的リスク許容度に合っているものとは限らないことを頭に入れておきましょう。


大切なことは、自分に合った投資信託を選ぶこと。投資先はどんな国や資産なのか、バランスはどのくらいか、どんなリスクがあるかをチェック。SNSの情報や人気ランキングは参考程度にしておき、自分が本当に納得がいくかを考えてから購入しましょう。


②すぐに結果を求めて焦る

投資を始めると、「資産がいっきに増えたらいいな」と期待が高まるものです。


しかし、短期間で増やそうと考えると、それだけリスクが大きいものに投資する必要があります。


投資信託の場合は、個別株などと異なり、投資先が幅広く分散されているため、資産をじっくり育てていく“長期投資”が基本になります。


短期間で成果を求めると、リスクの高い商品を選んで、大きな値上がりだけでなく、大きな値下がりの可能性も高まります。


焦ることなく、5年10年20年と長い目で成長を見守るスタンスで、投資信託を始めましょう。


③いきなり大金をつぎ込んでしまう

「投資を始めるぞ!」と意気込んで、大きなお金で一括購入するパターンです。これは“高値づかみ”の危険性があるので要注意です。


投資信託は日々値段(基準価額)が変わります。高いときにまとめて買うと、その後に値段が下がったときに「損をしてしまった!」と残念な気持ちになるでしょう。


そうならないように、少額でコツコツとつみたてていくことがおすすめです。


定期的に同じ金額で買っていけば、値段が高いときは少ない量を買い、値段が低いときにはたくさんの量を買うことにつながり、購入価格が平均化されて、リスクを抑えられます。これをドルコスト平均法と言います。


④手数料や税金を軽視してしまう

投資信託は、保有している間、信託報酬(運用管理費用)というコストがかかります。また、売却時には、利益に対して約20%の税金が差し引かれます。


この手数料や税金は、利益が目減りする要因になるため、軽視しないようにしましょう。


そこで、購入する際に、似たようなファンドを見比べながらコスト(信託報酬)をチェックしてみたり、利益に対して税金がかからない、NISA(少額投資非課税制度)iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用することも検討しましょう。


以上、4つのパターンを意識することで、失敗を少しでも防げるはずです。焦らずに、長期目線で資産を育てていきましょう。


では、具体的にはどんな投資信託があるのでしょうか。ここで、分散投資や低コストなどの特徴を持つさまざまなタイプの投資信託の例を紹介します。


初心者向けの参考ファンド3選

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 愛称:未来の世界(ESG)

✔️新興国を含む世界の株式に投資

✔️銘柄は、ESG(環境、社会、企業統治)への取り組み、競争優位性成長力などの評価が高く、割安な銘柄から選定

✔️米国、フランス、スウェーデン、インド、ブラジルなどから約20~40銘柄を厳選

✔️金融、一般消費財・サービス、情報技術、資本財・サービス、コミュニケーション・サービスなど幅広い業種に分散投資

✔️世界中の優良企業に投資したい人に向いている

✔️NISA:成長投資枠


たわらノーロード 日経225

✔️配当込み日経平均株価に連動した投資成果を目指す

✔️日本を代表する225社にまとめて投資できる

✔️類似ファンドの中で最低水準のコスト

✔️代表的な日本株に分散投資してリターンを狙いたい人に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー)

✔️日本を含む世界各国の株式公社債REIT(不動産投資信託)に投資

✔️基本の資産配分は、先進国株式(除く日本)44%、国内株式27%、新興国株式20%、先進国債券(除く日本)2%、新興国債券2%、先進国REIT(除く日本)2%、国内REIT2%、国内債券1%

✔️株式とREITが95%、債券が5%で積極的にリターンが狙える

✔️年間のリターンの振れ幅は20%程度

✔️バランスファンド利益を追求したい人に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠



記事作成日:2025年9月19日

ファイナンシャルプランナー
西山美紀

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。

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