将来の不安を投資信託でカバーできる?参考ファンド3選

💡この記事のポイント

✅物価高、金利上昇、老後資金にどう備える?

✅初心者は投資信託を活用しよう

✅NISAやiDeCoで効率的な運用も

🔎登場するファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 愛称:オルカン

iFreeNEXT FANG+インデックス

世界経済インデックスファンド


目次

「物価高」に負けないように資産運用する

「住宅ローンの金利上昇」に備えて投資する

「老後資金」に向けてつみたてる

参考ファンド3選

将来の不安を投資信託でカバーできる?参考ファンド3選

物価が上がって家計が苦しい」「住宅ローンの金利が上がりそうで心配」「老後資金が足りるか不安」といった悩みがある人も多いでしょう。


お金に関する不安はなかなか尽きませんが、実はこれらの悩みの一部は、投資をすることで和らげられるかもしれません。


投資初心者の場合は、投資のプロ(ファンドマネージャー)が運用する「投資信託」からはじめると良いでしょう。では、どのように投資信託を活用したら良いのか、考え方を見ていきましょう。


「物価高」に負けないように資産運用する

最近の物価上昇で、食費や光熱費などの負担を感じている方も多いはずです。


物価が上がると、同じ1万円を持っていても、買えるものが減ってしまいます。しかし、銀行預金金利はまだまだ低水準で、預貯金だけで資産を持っていると、自分の資産の実質的な価値が目減りしてしまう恐れがあります。


そこで注目したいのが、株式など「物価高(インフレ)に強い資産」を含む投資信託です。


投資信託は、世界中の株式や債券などに分散して投資できる商品で、リスクを抑えつつ、物価上昇に伴う経済成長の恩恵を受けやすい特徴があります。長期的に見れば、物価上昇率を上回るリターンを期待することもできるでしょう。


まずは少額で、コツコツつみたてをはじめることがおすすめです。慣れてきたら、預貯金の中から余裕資金を少しずつ運用にまわして、資産を育てていきましょう。


「住宅ローンの金利上昇」に備えて投資する

金利が上がると、変動金利型の住宅ローンを利用している人は、返済額の増加が気になるところです。


もちろん、余裕資金があれば繰り上げ返済を行うのも一つの方法ですが、預貯金のすべてを返済にまわしてしまうと、急な出費などに対応できなくなるので要注意です。


そこで取り入れたいのが、「資産運用によって、金利上昇時の備えを作る」という考え方です。


投資信託でコツコツ資産を育てていくことで、将来繰り上げ返済の費用にしたり、金利上昇による家計負担を補うために活用したりすることも可能です。


お金を貯めるだけでなく、“運用で増やして備えること”を、ぜひ取り入れていきましょう。


「老後資金」に向けてつみたてる

老後資金の準備も、預貯金だけでは難しい時代です。そこで、長期的に資産を増やす手段として、投資信託を活用するのも一案です。


毎月コツコツつみたてていけば、時間を味方につけてリスクを抑えつつ、資産形成を進めることに繋がります。資産が少しずつ増えていけば、老後への安心感に繋がるのではないでしょうか。


NISA(少額投資非課税制度)iDeCo(個人型確定拠出年金)などの税制優遇制度を活用すれば、非課税のメリットを活かして、より効率的な資産形成に繋がります。


老後のために「今できる第一歩」として、投資信託のつみたてをはじめてみてはいかがでしょうか。


なお、「投資信託」は元本保証がなく、基準価額が上下するリスクがあります。そのため、長期・分散・つみたてを取り入れた運用を念頭におくことをおすすめします。


それでは、資産を育てていきたい人に向けて、NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」のどちらでも購入できるファンドの例を紹介します。


参考ファンド3選

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 愛称:オルカン

✔️世界の株式で構成されるインデックスへの連動を目指す

✔️投資地域は、先進国(日本を含む)が約90%新興国が約10%

✔️組入上位は、米国64%、日本4.8%、英国3.2%、カナダ2.8%、フランス2.3%

✔️低コストで世界中の株式に分散投資したい人に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


iFreeNEXT FANG+インデックス

✔️米国のビッグテックなど10社に均等投資

✔️FANGとは、FacebookAmazonNetflixGoogleの頭文字

✔️その他は、エヌビディアアップルマイクロソフトブロードコムクラウドストライクサービスナウ

✔️個別株に近い投資がしたい人に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


世界経済インデックスファンド

✔️国内外の株式債券に約50%ずつ投資するバランスファンド

✔️基本の投資地域は、先進国55%新興国35%日本10%

✔️組入上位は、米国33.82%、日本9.73%、中国6.71%、インド4.61%、台湾3.78%

✔️世界経済の発展の恩恵を安定的に得たい人に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠



記事作成日:2025年12月8日

ファイナンシャルプランナー
西山美紀

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。