高配当&値上がり期待!3月権利確定日本株6選+14銘柄

💡この記事のポイント

✅3月決算企業の配当を得るには、3月27日までに株を購入する必要がある

✅権利付き最終日に向けて、高配当銘柄へが買われやすい

✅高配当銘柄の中でも業績が良好な銘柄を選ぶことが重要

🔎登場する主な銘柄

商船三井JFEホールディングスLIXILアステラス製薬日本M&Aセンターホールディングス丸紅

目次

配当ゲットには、3月27日までの購入が必要

その他高配当銘柄

高配当&値上がり期待!3月権利確定日本株6選+14銘柄

配当ゲットには、3月27日までの購入が必要

日本の上場企業の約7割3月決算企業です。そのうち配当を出している会社のほとんどが、3月末の株主に対して配当を行います。

 

2025年の場合、3月末が決算の会社は、権利確定日が3月31日(月)。投資家は権利付き最終日である3月27日(木)までに株を買えば配当の権利を取得することができます。極端な話、3月27日に購入し、翌日の28日に売却する“1泊2日”でも、配当の権利は消滅しません。

 

そのため、3月の権利付き最終日に向けては、高配当銘柄に駆け込み需要が発生し、株価が上昇するケースも珍しくありません。とはいえ、せっかく高い配当をゲットしても、肝心の株価が値下がりしてしまっては元も子もありません。

 

そこで、高配当銘柄を狙う場合でも、業績などをチェックすることが重要です。ここでは、3月末が決算となっている会社の中から、高配当でさらに業績も良好な銘柄をご紹介します。うまくいけば、高配当と値上がり益のダブルメリットを享受することができるかもしれません。

 

 

商船三井<9104>

国内2位の大手海運企業です。鉄鉱石や石灰、穀物などのさまざまな資源を輸送する「ばら積み船」(ドライバルク船)が主力事業で、原油や石油製品などのエネルギー供給事業も展開しています。

 

足元の業績も良好で、2025年3月期今期は経常利益で58.3%増を見込んでいます。配当は、3月期末と9月の中間期末に実施。今3月末には一株につき160円の配当が予想されています。9月に支払った180円と合わせると、配当利回りは6%超(3月10日現在)にものぼります。

 

株価は1月上旬に上場来高値となる5,699円をつけた後、いったん調整となりましたが、1月下旬ころから再び上昇し、再度高値を目指す展開となってきました。3月上旬現在では、5,500円前後で推移しています。

 

 

JFEホールディングス<5411>

鉄の製造を事業の中核に、エンジニアリング事業や商社事業、造船事業へも展開。粗鋼生産では国内2位。

 

2025年3月期今期は事業利益が前年同期比で61.4%減を見込んでいますが、今期の減収減益はすでに株価に織り込み済みの可能性。来期の増収増益が期待されており、中長期目線で見れば投資妙味がありそうな銘柄。3月の配当は一株につき50円の予想。すでに支払い済みの9月配当(50円)と合わせると、配当利回りは5%超に(3月10日現在)。

 

1月上旬から2月中旬にかけて、おおむね1,700円~1,800円の間で推移していた株価が、2月後半に上放れ、上昇が始まっています。3月上旬現在では、1,900円近辺での動きとなっています。

 

 

LIXIL<5938>

住宅設備最大手。バスルームやシステムキッチン等を製造・販売するウォーターテクノロジー事業と、サッシやドア、シャッター等のハウジングテクノロジー事業が2本柱。2025年3月期今期の業績は、事業利益で前年同期比51.1%増と絶好調。3月の配当は一株につき45円の予想。すでに支払い済みの9月配当(45円)と合わせると、配当利回りは4.9%台(3月10日現在)に達しています。

 

今年以降、株価はおおむね1,700円~1,750円の間を行き来していましたが、3月に入り連騰し1,800円台まで上昇しました。昨年から1年近く続くボックス圏を明確に上抜けてくれば、上昇傾向への転換もあり得そうです。

 

 

アステラス製薬<4503>

医薬品国内2位。前立腺がん治療剤や尿路上皮がん治療剤、急性骨髄性白血病治療剤の売り上げが拡大し、業績に寄与。また、円安による売上収益の拡大も期待できそう。

 

2025年3月期今期は、コアベースの営業利益で前年同期比33.6%増の見込み。3月の配当は一株につき37円の予想。すでに支払い済みの9月配当(37円)と合わせると、配当利回りは5%超(3月10日現在)になります。

 

株価は昨年8月の1,835円をピークに下値模索が続いています。3月上旬現在では、1,400円台で推移していますが、配当利回りも高いだけに下げ止まりからの反転に期待したいところです。

 

 

日本M&Aセンターホールディングス<2127>

中堅中小企業を対象としたM&A(企業の合併・買収)の仲介会社で国内最大手。戦略策定から最適な企業評価、PMI(買収後の経営統合)やファンドによる支援なども行っています。

 

2025年3月期今期は、増収増益での着地が見込まれています。3月の配当は一株につき15円の予想。すでに支払い済みの9月配当(14円)と合わせると、配当利回りは4.8%台(3月10日現在)と高配当。来期以降の業績にも期待が高まります。

 

1月下旬に720円台だった株価は、3月上旬現在では600円前後で推移しています。業績良好な高配当銘柄だけに、この辺りで下げ止まりを確認できれば、自律反発もあり得そうです。

 

 

丸紅<8002>

5大総合商社の一角。穀物事業と電力事業に強み。直近では、米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が、日本の5大商社株の買い増しに意欲を示したことが伝わりました。

 

2025年3月期今期の業績は、当期純利益で前年同期比6.1%増を見込んでいます。3月の配当は一株につき50円の予想。すでに支払い済みの9月配当(45円)と合わせると、配当利回りは3.9%台(3月10日現在)になります。

 

1月以降、おおむね2,250円~2,400円程度で推移していた株価は、バフェット氏の報道を受けて2,400円を突破してきました。昨夏以降超えられない2,600円の壁を抜けるかが注目されます。

 

 

その他高配当銘柄

日本郵船

神戸製鋼所

マツダ

日本たばこ産業

小野薬品工業

本田技研工業

東ソー

日本製鉄

INPEX

AGC

日立建機

双日

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

川崎汽船

 

 

 

記事作成日:2025年3月6日


金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。