【今週のポイント】
・中東の地政学リスクや米国の景気減速懸念が警戒される週に
・エヌビディアなど半導体関連のリバウンドが継続中
・エヌビディアの上昇を受けて、日本株市場でも半導体関連が反騰へ
・特に日本株市場は乱高下が続きそうで、基本的には押し目買い戦略か
米国株
◎週明けの米国株市場は、NYダウ安、ナスダック高でスタート
◎マーケットでは、イランによるイスラエル報復攻撃の可能性から地政学リスクが台頭
◎米国では、9月利下げの可能性が高まる一方で、景気減速の可能性も
◎大きく下落したエヌビディアなど半導体関連のリバウンドが続くのかに注目
◎今週は、消費者物価指数(CPI)など重要経済指標の発表に注目
日本株
◎半導体関連の上昇や為替の円安推移もあり、週明けの日本株市場は大幅上昇でスタート
◎ただ、株式市場の値動きは激しくなっており、相場の乱高下には要注意
◎今週は日本の機関投資家などがお盆休みに入っており、積極的な売買は控えられそう
◎しばらくは、様子を見つつ、大きく下がったところでの押し目買い戦略が狙い目
【キーワード解説】強制決済(追証)
◎最近の情報サイトでは、「追証(おいしょう)」や「強制決済」がホットワードに
◎お金や株式を借りて取引を行う信用取引を行っている投資家に大きな含み損が発生した場合、追証と呼ばれる追加の証拠金の入金が必要
◎入金がない場合には、証券会社によって持ち株を強制決済されることに
◎先日の日経平均の大暴落は、追証を回避するための持ち株売却や、強制決済による株売りの影響もあったとされる
◎証拠金を担保にそれ以上の取引ができる信用取引は、株の十分な知識が必要
◎現物株取引と呼ばれる通常の株式投資では、追証や強制決済はありません
注目イベント(日本時間)
8月13日(火)
・米国:生産者物価指数(PPI)
・米国:決算発表(ホームデポ)
・日本:決算発表(メルカリ、アシックス)
8月14日(水)
・米国:消費者物価指数(CPI)
・日本:決算発表(ブイキューブ、弁護士ドットコム、KADOKAWA、Abalance)
8月15日(木)
・米国:決算発表(シスコシステムズ、ディア、タペストリー、ウォルマート)
8月16日(金)
・米国:決算発表(アプライド・マテリアルズ)
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