【株価が動いた理由】ナスダック総合指数

【株価が動いた理由】ナスダック総合指数

ナスダック総合指数

  

◎2024/9/3(火)終値17,136.3ポイント-577.33ポイント

◎ISM製造業景況感指数の結果を受け景気減速懸念が高まり、大型ハイテク株中心に大幅安となったことで、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は前日比-3.25%の急落となりました

◎ISM製造業景況感指数は8カ月ぶり低水準だった7月分の46.8から8月分は47.2へ上昇したものの、好不況の判断の境目となる50を5カ月連続で下回りました

◎先行指標となる8月分の新規受注は44.6と7月分の47.4から低下し、8月分の生産も7月分の45.9から44.8へ低下して2020年5月以来の低水準となったことで、製造業の活動は当面低迷が続く可能性があることから特に嫌気されたようです

◎今週は週末6日の雇用統計をはじめ、重要度の高い米国経済指標の発表が連日で予定されており、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げをめぐって市場の警戒感が強い中、NYダウが史上最高値更新するなど高値警戒感もあったことから利益確定の売りが相次いだようです

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比7.7%安と今年最大の下落率を記録し、インテル<INTC>など主力の半導体関連株は全面安となりました

◎中でもエヌビディア<NVDA>が前日比9%超の急落となったことが投資家心理を悪化させたようです

エヌビディアの下落は有力アナリストがAI(人工知能)ブームに警鐘と伝えられたことなどが売り材料視されたと見られ、他のAI関連株も大きな下落となっています

◎ナスダック総合指数は7月11日の史上最高値18,671.07ポイントから8月5日安値15,708.54ポイントまで下落。その後8月22日に18,017.69ポイントへ反発しましたが、9月3日は一時17,057.79ポイントまで下落しました

 

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公開日:2024.9.4

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