ブロードコム<AVGO>
◎2024/10/17(木)終値181.53ドル+4.71ドル
◎台湾セミコンダクター(TSMC)の決算を好感し、前日比+2.66%の上昇となりました
◎15日のASMLホールディングの決算を受け、半導体関連株の業績に警戒感が漂っていましたが、前日のTSMCの決算でAI(人工知能)関連の強い需要が当面続くとの見方が強まったことで不透明感が払しょくされ、AI半導体関連株が買われました
◎TSMCの2024年7-9月期の売上高は7,596億台湾ドル(前年同期比39%増)、純利益は3,252億台湾ドル(前年同期比54.2%増)となり、ともに市場予想を上回り、四半期ベースで過去最高となりました
◎2024年10-12月期の売上高見通しは米ドルベースで261億~269億ドルと、中央値で前年同期比35%増と過去最高を見込み、下限でも市場予想249億3,000万ドルを大幅に上回る見通しとなりました
◎魏哲家最高経営責任者(CEO)は、AI需要について「本物で極めて堅調」と述べ、AI需要が今後何年も続くとの見通しを示しました
◎これらを受けAI半導体関連株が再注目され、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>なども買われました
◎一方、AI以外の分野では明暗が分かれ、アナログ半導体大手テキサス・インスツルメンツ<TXN>や通信半導体に強いクアルコム<QCOM>などは売られる展開となりました
◎株価は8月5日安値128.5ドルから8月22日高値172.42ドルへ上昇、その後9月9日安値134.9ドルへ下落後は反発し、10月9日上場来高値186.42ドルまで上昇しました
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